【10000の技を持つ男】元サロン経営者、森戸俊樹の美容人生第二章はトッププレイヤー。ハイトーンサロン4店舗を売却後、自由に働く半生と仕事術

 

横浜のJR桜木町駅を降りて、すぐ目の前に位置する『ゴリラビスケッツ』は、地域の幅広い年代の方から愛されている人気サロン。結婚式場や横浜アリーナが近いこともあり、週末になるとヘアセットで大賑わいだそう。そこでサロンワークをしている森戸俊樹(もりととしき)さんは、元オーナー。経営していた4店舗をすべて売却してフランチャイズ化し、現在は自由な働き方を謳歌されています。ヤンチャだった10代からどのように進化して成功を掴み取ったのか、また仕事への想いなどもインタビューしました。

 


 

大型店で本領発揮。売上ナンバーワンを達成して独立

 

僕は高校に進学せず、先生のすすめで美容専門学校に入りました。そこを卒業して17歳で個人店に入りましたが、同世代はまだ高校生じゃないですか。自分もまだ遊んでいてもいいかなと思って、すぐにやめちゃいましたね。美容師に戻ることは決めていたんですけど、しばらくは異業種のバイトをしながらサーフィンをしていました。あの頃は、ずっと海にいた気がします(笑)。

 

 

19歳で横浜の大型店に入ったんですが、技術のベースがあったのでデビューまではそれほど時間がかかりませんでした。そのお店はフリー客がいっぱい入るお店で、完全歩合制。指名客がたくさんつけばランクアップして、自動的に客単価も上がる仕組みになっていました。リピート率が高い順に入客できるので、最初にたくさん指名客をつけて隙間にフリー客を入れていました。技術スピードがあれば、その分回転も早くなるので、どんどん売上が上がっていきましたね。お店には約30人のスタッフがいたんですけど、3年後には売上ナンバーワンに。やがて全店舗のスタッフの売上も見て、自分より上の人の数字を超えることを意識してやっていました。

 

 

とにかく、先輩の売上をぶち抜くのがスカッとして楽しかったんです(笑)。その楽しさを感じていたから、やる気も人一倍でした。記録を出したからといって、調子に乗るようなことはしませんでしたよ。人間関係はすごくいい職場でしたし、先輩たちからも可愛がってもらって職場環境は良かったです。ただ、自分の中では毎年少しずつステップアップを図りたいという気持ちがありました。淡々と同じ仕事をするとマンネリ化してつまらなくなってしまうし、少しでも前進したかった。その節目として全店舗で1位になれたら、独立してお店を出そうと思っていたので、その目標に集中していました。

 

 

>20代で独立。ハイトーンサロンをどこよりも早く出店

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング