ダンサーからMR.BROTHERS CUT CLUB初の女性バーバーへ。一脚の席から世界を変えるMEYOUの仕事観と技術の先にあるカルチャー

旅して、学んで、作り上げた。MEYOUのスタイルの原点

 

 

ダンサーを引退した直後、FRANK’S CHOP SHOPの京都店がオープンし、そこで働くことに。最初はレセプションとしての入社でしたが、時間があれば技術を教えてもらうような日々を過ごしていました。

はじめは遊び半分で学んでいたものの、お客さまと関わる中で少しずつ変化が生まれます。顔を覚えていただき、「あなたにお願いしたい」と来てくださる方が増えていったんです。その気持ちに応えたいと思い、「きちんと担当できる技術者になろう」と決意し、理容師免許を取得しました。

 

京都で働きながらも、日本各地、そして海外へと旅を続けていました。技術を学び始めてからは、訪れた先々で気になるバーバーに飛び込み、「カットを教えてください」とお願いすることも。今振り返ると大胆な行動ですが、業界の常識を知らなかったからこそできたことだと思います(笑)。

 

 

お店によって技術も考え方も環境も違うので、さまざまな技術やマインドを学ぶことができました。一つの方法に凝り固まらずにスタイルを作る技術、どんなお客さまが来てもウェルカムで接客できる対応力。それは、こうした経験があったからこそ、身につけることができたのだと思います。

 

再びニューヨークを訪れた際には、最初に憧れたFRANK’S CHOP SHOPでもお店に立つことができました。帰国すると、「ニューヨークでスタイリストとして認められたのだからここでもスタイリストだろ」、とそのままデビュー。同時期には、アメリカ発の理容機器ブランドjRLのアンバサダーにも就任。国内外のイベントやプロモーションにも呼ばれるようになり、活動の幅は一気に広がっていきました。

 

積み重ねた出会いが、オファーに変わった

 

 

転機は昨年の夏。有明アリーナで行われたワールド・バーバー・クラシック(世界No.1バーバーを決めるバトル)でMCをしないかと声がかかりました。スタイリストになってからも相変わらず、あちこち飛び回ってはゲストワークをしていたのですが、その時はちょうど中国。2週間後に迫った大会に向け、急いで帰国しました。MCをした日の帰り、宮本(Vice Director宮本隼輔さん)が今度話したいことがあると言ってくれて。後日、宮本が京都まで来てくれて、MR.BROTHERSで働かないかと正式にオファーをいただきました。

 

一度は「女性は入れない」と断られた後も、jRLの海外のイベントでMR.BROTHERSのメンバーと顔を合わせる機会があったんです。そこで少しずつ自分の人となりを知ってもらえていたのだと思います。そうした積み重ねに加えて、MR.BROTHERSが新しい変化を取り入れようとしていたタイミングも重なり、オファーにつながったのではないかと感じています。

 

 

昨年12月にMR.BROTHERSに移籍し、BROSHによる初のセレクトショップとバーバーが融合した葛屋東京のMR.BROTHERS CUT CLUB EXCLUSIVEに立つことになりました。ここはMR.BROTHERSの中でもアイコニックな場所で、1席のみのバーバーです。ここに配属されたのは、今まで男性だけの空間だったところに私が急に入ると、お客さまが驚いてしまいかねないというのが一つ。もう一つは外部の仕事にも力を入れている私の場合一人の方が動きやすいだろうという考えで配属してもらったようです。

 

 

>譲らない、その理由と覚悟

 

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