続けていくこと、一緒にいること。それが私にできること! -オーナーとわたし。女性美容師の右腕物語 artifata 原賀まみさん-

 モチベーションは、「わたしのほうがこの店が好き!」という想い

 

 _MG_8427

 

自分が店長になりたいとか、トップになりたいとか、経営に携わりたいとか、そういう願望はまったく持っていませんでした。ただただ1人の美容師としてお客さまに接したい。1人ひとりの髪質を見て、カット以外の技術もやって、その方の年齢やライフスタイルに合わせてファッションと絡めた提案をしながらお客さまと一緒に歳を重ねていきたい。今もその思いは基本的に変わっていません。

 

前の店長は独立のために退店。業務の引き継ぎはとてもざっくりしたものでした。引き継がれたのはモチベーションくらいかな(笑)。不安はたくさんありましたが「わたしのほうがこの店を好きだし!」、「わたしのほうがCHIKAさんのことが好きだし!」というのをモチベーションに、店長という職に就くことに前向きに向き合っていきました。

 

社長からは、今は力がないかもしれないけれど自分の器が広がるよ、売上げも上がるよ、と言われました。半信半疑だったのですが、売上げも本当に上がりましたね。

 

自分の行動や言葉の意味が重くなったのを実感して…

 

_MG_8474

 

店長になったばかりの頃は何をしていいのかぜんぜんわからなくて、社長の言うことを聞いて動いていた感じです。ただ店長の行動や言葉は1つひとつが重いということをすごく感じましたね。それまでは受け身だったのが、自分が主になっていく。この変化は大きくて、役職が上がるってこういうことなんですね。副店長はあくまで補佐、店長の仕事はぜんぜん違いました。

 

店長としての仕事はシフトづくりと人材配置、カリキュラムの更新。カラーのレッスン担当なので1年生も見ています。一番大きい仕事は、トップの思いをみんなに伝えていくこと。トップの考えと一緒になれないと難しいなと感じています。たとえば代表や社長ならひと言で伝わることも、私を介すことによってストレートに伝わらなくなってしまうことも。本当に難しいです。

 

だから今は伝えることが課題。自分の中にちゃんと一度トップの想いを置いてから、みんなに発信していくことが大切だと常に思っています。自分が本当に理解して、そう思えるようにならないと、みんなに届く言葉で話せないですもんね。

 

>女性初の店長の登場でお店が体育会系じゃなくなった!?

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング