スタッフの退社を機に、アクセルを深く踏んだ。8年目の2店舗目出店—10年サロンMAGNOLiAのブランディングストーリー後編

2015年〜2018年 アクセル全開期

勢いは重要。スタッフが辞めたタイミングで2店舗目を出店

 

オープン5年を越えたころから、売上は毎年最高額を更新。売上という面ではとても調子よく伸びていました。そんな中、オープニングスタッフのうち2人が退職することに。その年はバラバラとですが、1年間に6人ものスタッフが辞めました。全スタッフの約4割です。

 

2店舗目の出店を決めたのは、そのタイミングです。

 

ここでブレーキを踏んじゃダメだと感じたんですよね。かっこよく言えば安全運転でコーナーを回るのではなく、そういうときだからこそ思いっきりアクセルを踏みたかった。

 

やっぱり勢いとかテンションはすごく大事で、2店舗目出店を決めることで残ったスタッフの士気を一気に上げていきました。スタッフも人が辞めたことで雰囲気が悪くなることはありませんでした。むしろ自分がやらなきゃ、そう思ってくれたんだと思います。

 

駅からも遠く、人の手でお客さまを増やしていた美容室が、2店舗目をオープン。兼ねてから計画をしていたことではありましたが、奇跡のように思いました。

 

 

 

人を教える熱量が足りていない。教えられるのはオーナーの自分だけだった

 

 

2店舗目は店長を任せたDAISUKEを中心に、順調に伸びています。お店全体としてはSNSを使いながら、紹介を中心に手堅くお客さまを増やす日々。

 

そんな中で僕の中でずっと課題として残っていたのが「教育」というテーマでした。

 

実はサロンをオープンしたときに掲げたコンセプトは、「大人の女性をきれいにする」以外にもう1つあったんです。それが「教育者を育てる」。そっちのコンセプトがまだ上手くできていなかった。毎年スタイリストがデビューする好循環はつくれていましたが、理想とするような教育の成果は出せていなかったんです。

 

理由を考えたときに気がついたのが、教える側の熱量の問題でした。今はSNSでの集客などもあり、スタイリスト個人の仕事量が昔に比べてはるかに増えています。教える側がいいパフォーマンスでレッスンを見られる環境にないんですよね。

 

一番熱量をかけて教えられるのは、実は自分じゃないか。

 

そう思い至って、今はカットもパーマもヘアカラーも、僕がベーシックを教えています。毎週木曜日をレッスンの日にあて、10時から17時くらいまでスタッフのレッスンを見ることにしました。

 

もちろんその日の僕の売上はゼロになります。でも、だからこそスタッフ全員に、教育が営業に値する重要なものなんだと感じさせることもできる。それがゆくゆくは熱量をかけてスタッフ教育をできる、スタイリストの育成にもつながると信じています。

 

>いいことも悪いことも一通り経験した10年。次はサポーターとして舵を取る

 

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