“スペインカール”の元祖・佐藤龍、初登場。叩き上げのメンズ美容師が海外トレンドに目をつけて老舗サロンを牽引!ブレイクスルーのきっかけは筋トレ!?

毎月2000人超えが来店する「スペインカール」の誕生秘話

 

 

休業中は時間がたっぷりあったので、SNSマーケティングを勉強したり、試行錯誤しながらスタイルを作って撮影し、インスタで発信することを習慣づけていましたね。そんな中、2021年にたまたま自分の髪で発信した「スペインカール」の動画が化け物級にバズって。その投稿で、始めてインスタで集客ができたんです。初月は10人。僕にとっては異例の数字だったので、本当に驚きました。そして現在は毎月新規だけで100人が来店してくれています。

 

 

「スペインカール」を生み出す前はフェードカットが中心だったので、単価4000円ほどだったんですね。でも時代の流れと共にフェードが飽和してきたことで、新たな強みになるメニューを作れないかなと考えていました。一歩先を行くために海外系ヘアとパーマを組み合わせられたら…と思いながら海外の方のSNSを見ていたら、サイドを思いきり刈りあげて前髪をフワッとさせているスタイルが多いことに気づいて。そういうヘアデザインのサッカー選手も多かったし、それがめちゃくちゃかっこいいと思ったんです。それが今から2年前のことです。

 

 

そもそも僕らはワインディングが得意なのに、フェードにシフトチェンジしてからは、パーマのお客さまがいなかったんです。というのも日本人男性はパーマに対するネガティブイメージをもつ方が多くて、インスタでアンケートを取ってみても8割の方が失敗された経験があると。失敗要素としては「強くかかりすぎる」「すぐにとれちゃう」「変にハネる」などいろいろありましたが、実はパーマって薬剤選びやカットに気をつければ髪質改善までできる素晴らしいツールなんですよ。

 

 

それで自分の髪でまずは試し、SNSで発信を始めました。インスタのプロフィール写真に、僕がボディコンテストに出たときの写真を使っているんですけど、あれがまさに「スペインカール」誕生の瞬間です(笑)。コンテスト出場に向けて日焼けして、体も絞り込んでいたので、周りから「見た目がスペイン人みたい」って言われて。ヘアスタイルも相まって日本人離れした、ラテン系の風貌だったんですよね。

 

スペインカールでボディコンテストに出場した時の佐藤さん

 

それが「スペインカール」と命名するヒントになりました。確かにフェードとパーマを組み合わせたヘアデザインは、見た目がスペインのようなラテンのイメージです。それにスタイル名に「パーマ」を付けたくなかったので「カール」に。自分をモデルにして発信を始めたら、語呂が良かったのか、わりと早い段階でみんながそのハッシュタグを使ってくれるようになり、みるみるうちに浸透していきました。

 

 

> ショートハーパー、ラルフカールなど新スタイルが続々と誕生

 

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