【オリジナル髪質改善】Snowf代表・関野敏匡が追求する「艶髪」の真髄とサロン経営。90%という驚異のリピート率で急成長

 

マンツーマンで月売上350万超えのスタッフも

 

――オーダーメイドのトリートメントは、かなり価値のある施術ですよね。リピート率の高さも、満足度の高さが感じられます。

 

うちの髪質改善は対処療法ではなく、根本的改善なんですね。毛髪科学に基づき、髪を健康な状態に戻す施術です。具体的には、髪の深層内部に栄養成分を浸透させて髪表面の環境を整え、艶を出すというメカニズムなんですが、地球にいる限り紫外線・水・空気によって髪の栄養成分は流出してしまいます。なので、それを防ぐためのホームケアは必須なんですね。そのためのプロダクトも開発しました。お客さまはそれらを使ってホームケアすることで、かなりいい状態の髪でいられるんですが、それでも再来されます。なぜなら、その美しい髪の状態をキープしたいからです。


 

髪がキレイになると、周りから褒められますよね。そうすると自己肯定感が上がり、「このクオリティを維持したい」という気持ちになるんですよ。ヘアケアの価値が上がっていくんです。僕は出店するときに、”綺麗な人をより綺麗にしたい”というコンセプトもあったんですが、まさに今、それを実現できているのを感じています。

 

うちの単価は約4万なので、マンツーマンで月売上350万超えのスタッフもいます。客数にすると月100人弱。複数の枠で施術していないので時間はゆったりと流れますし、サロン内の雰囲気もいいんですよ。お客さまの記憶にも、しっかり残るんじゃないかなと思っていて。働く環境としては、理想的ではないでしょうか。





 

オリジナルプロダクトの品質は、海外でも好評!

 

――開発したホームケア用プロダクトが大好評と伺いました。オイル、クリーム、ミストは限定販売で、すぐに売り切れてしまうとか? かなりのこだわりが詰まっているのでしょうか?

 

もともと、この3種のホームプロダクトの構想は頭にあったんです。最初に販売したオイルは、開発に2年半かけました。美容オイルは市場にたくさんありますが、最高峰のヘアオイルを目指したので、顔用、ボディ用など、ありとあらゆるオイルを試して、テクスチャーと機能性が群を抜く顔用オイルを採用しました。分子構造が小さいので、サラッとしているのに艶が持続するんですね。香りも、大人の上品さを醸し出すリッチな香りにこだわりました。





ミストは、毛髪内部に栄養と水分を補給できるので髪の強度が上がります。ミルクも髪に栄養を補給し、保護してくれます。ドライヤーを使う前にミストを付けて、そのあとでミルク、オイルという流れです。SNSでの反響があったので、来店していないお客さまも購入できるようにオンライン販売も始めました。ただ、梱包も発送もすべて自分たちで行っているので、常時販売することが難しくて。販売のタイミングは、毎回ストーリーでお知らせしています。

 

 

 

――今後は、さらなる展開もありそうですね。去年、ドバイの美容見本市にも出展されたそうですが、反響はいかがでしたか? 

 

ありがたいことに、手応えがありました。ドバイの企業家や王族の前でプレゼンさせていただき、交流もさせていただいて。品質には自信があるので、今年はプロダクトのスケールアップに取り組んでいこうと思っています。

 

――楽しみですね! 本日は、ありがとうございました。



プロフィール
関野 敏匡(せきの としまさ)/『Snowf ginza』代表
長野県出身。日本美容専門学校卒業後、都内有名店に入社。24歳でスタイリストデビュー後、フリーランスに。毛髪科学を学んで”艶髪”を追求し、独自の髪質改善を打ち出して注目される。2020年、銀座に『Snowf ginza』を出店。すぐに予約が取れないサロンへと成長し、オリジナルのヘアケア商品も大人気商品に。コンサルティングや講師としても活躍中。
Instagram:@snowf_toshi19


 

(文/織田みゆき 撮影/宮崎洋)

 

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