人気若手オーナーが語る「独立のリアル」。いい感じ!になるサロンの育て方-LECO内田聡一郎の仕事論【前編】

内田:SYANとSOCOはなんでいい感じ! に見えるのか

 

内田:僕、この2人はいい意味で業界にハマってなくて、でもお客さまにも寄り添ってるところが『いい感じ!』だと思っているんです。ものすごく興味あるし、いい感じ! に、長くやっていく秘訣ってなんですか?

 

関山:ここは大先輩の野々口さんから。

 

 

野々口:ええ〜!(笑)

う〜んそうですね、私はさっきも言った通り、強制独立だったので、振り返ると常に走りながら考えていた感じですね。

酸いも甘いも嚙み分けて、なんとかここまで来ました。最近はようやく血の通ったスタッフが揃って嬉しいと思っています。

 

内田:あ、そうそう。今の僕の悩みなんです。

僕が考えているお店に対するコアな共有ってすごく難しいな、って思っていて。押し付けるのは違うし、かっこいいブランディングのためには、きちんと落とし込みをしないといけない。

 

野々口:そうですね、わかります。

私も随分、対人関係には苦戦してしまいました。独立から2年くらいは衝突が起こったり、私の理想とは違う動き方に悩んだり…あるとき、スタッフと私にすごい距離感が生まれていたのを感じました。腹を割って話せていない空気ってありますよね。

 

私、SYANのコンセプトの一つに、『スタッフの人生に寄り添えるサロン』というのを掲げています。そのコンセプトに立ち返ったときに、圧倒的なコミュニケーション不足を感じたんですね。私1人、女大将みたいになっていて(笑)。

それに気がついてから、スタッフに「(あなたは)どうしたいの?」とたずねるようになりました。そこでコミュニケーションを生んで、私と気持ちを共有するようにしてから、だいぶ変わったと感じます。

 

 

内田:正直さ、今の若い子って甘いな〜って思うことないですか?

「楽して早くスタイリストになりたい!? そんなバカな話あるわけないだろ!」みたいな(笑)。

 

野々口:(笑)。今SYANにいる子たちは昭和感があるから、あんまりそう思うことは少なかったけど、次の世代が入社したらそう思う日がくるのかも。

次世代の子たちは、こちらから与えていくやり方にしないといけないのかな、ってうっすら思っていて。とにかく気長に見続けてあげることがすごく大事な気がします。

 

>3年で倍々ゲームで増えるSOCO。関山さんが大切にしていることとは?

 

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