人まねではない「私なりのやり方」を見つけて ―たくさん失敗したからこそ見えてきたこと―

2018.08.16

 

「SORA」学芸大学店の副店長でトップヘアデザイナーの水野遥さん。副店長になるまでの日々は決して順風満帆ではなく、つらいこともたくさんあったと言います。「入社当初から、常にコミュニケーションの問題に取り組んできたように思う」と水野さん。問題とどう向き合い、乗り越えてきたのでしょうか。その道のりをおうかがいしました。

 


 

入社当時の厳しい指導に感謝

 

 

専門学校を卒業して一度就職したのですが、労働環境に疑問を感じ数ヶ月で退社。その後SORAと出会い、入社しました。今年で11年目になります。

 

入社当時に私の指導担当だった女性幹部は、厳しい人でした。とくに接客に関しては細かく指導を受け、泣いてしまったこともあります。でも接客は、間違うとお客さまにご迷惑をかけてしまいますから、一番重要な部分です。当時は本当につらかったけれど、今は叱っていただいたことに、感謝しています。

 

問題の存在に自分で気づき、答えを導き出す方法を伝えたい

 

 

後輩の育成は重要な仕事ですが、相手の性格によってやり方を変えていくことも大事だと思います。今は、私は私なりのやり方で、後輩に仕事を伝えていけたらいいなと。あまり厳しくすると、仕事が嫌になってやめてしまうこともあるので、仕事が嫌いにならないよう、フォローするようにしています。

 

「こうあるべき」と意見を押し付けるのではなく、どんな場面においてもお客さまの立場になって考える思考を身につけてもらいたい。それが身につけば、こちらから細かく注意しなくても、問題に自分で気づくことができ、答えも自ら導き出していけるようになると思うんです。

 

後輩とのコミュニケーションの壁にぶつかって

 

 

後輩への接し方も、今のやり方にいきつくまで、いろいろありました。入社2〜3年目のときにアシスタントリーダーになりましたが、伝えるべきことがうまく伝わらないという葛藤を抱えていました。後輩の指導がうまくいかないのに加え、上司からも「下が育たないのは指導に問題があるからでは」と指摘を受け、ストレスが積み重なって過呼吸で倒れ、救急車で運ばれたこともあります。その時期が一番つらかったですね。

 

でも、救急車で運ばれるという極限状態を経験してから吹っ切れ、自分を客観的に見つめられるようになりました。「伝えなきゃ」という気持ちが先走り、コミュニケーションが一方通行になっていたことに気づいたんです。その後は、どうしたら相手にこちらの言葉がきちんと届くかを考えて伝えるようにしたら、問題が改善されていきました。

 

昨年、副店長となり、「指導者を育てる」という新たな役割が加わりました。それぞれの指導方法にある程度まかせ、見守るべきところは見守りながらも、接客に関しては、抜けがないよう、しっかり伝えていきたいと思っています。

 

みんなが働きやすいサロンにしたい!

 

 

副店長になってからは、みんなが働きやすい環境にするには、どうしたらいいかを考えるようになりました。それを知るためにも、スタッフたちとできるだけ一緒にごはんに行き、仕事とは関係のない話も、ざっくばらんにするようにしています。日頃思っていることをとことん聞き、どうしたら問題が解決するのか、一緒に悩みながら考えるようにしています。

 

自分がアシスタント1年目のときは、自分から先輩や上司に相談できず、行き詰まってしまったこともありました。同期に話すのは相談というより愚痴になってしまうことが多いので、相談できる先輩を持つのはとても大事なことです。

 

>ここまで頑張ってこれたのは憧れの上司たちがいたから

 

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