「それは恋愛じゃなくて仕事です」私の恋の空回り!美容師の“ラブ失敗録”10連発
運命の予感が一瞬で粉砕!専属の意味を履き違えた話(30歳/男性)
美人シングルマザーのお客さまが、ある日不意に言ってくれたんです。「うちの子、あなたじゃないとダメなの!これからずーっと専属で切ってほしいな」。その「ずーっと」に、僕は一瞬で恋の方程式を立てました。え、これ…僕とあなたの結婚まで見据えてる?とまで思ったんです。
次の来店時も「うちの子、今日もあなたがいいみたい」と言われ、完全に恋モードへ突入。「好かれたい」の一心で、その子の施術中に僕ができる最高の接客フルコースを発動。結果、子どもはすっかり懐き、ついには僕のひざでご機嫌。
え、これはもう運命?僕、いきなりパパになるの!?と勘違いは最高潮に。ところが会計時、お母さんの一言で世界が終わりました。「この子、あなた以外の男の人だと大号泣で大変で〜。今の彼氏にも全然慣れなくて」

…え。今の、彼氏…? まさかの優しいお兄さん枠だった僕。恋じゃなくて、ただ子どもに好かれていただけ。彼氏の有無は確認してから恋を始めようと学びました。好意の方向、完全に読み違えてましたね。とほほ。
異性の「いい匂い」は、だいたいシャンプー(25歳/男性)
ある日、女性のお客さまをシャンプーしていた時のこと。突然「あー!この匂い、めっちゃ好き」と言われ、心臓が一瞬で跳ね上がりました。ちょうどネープを洗うために首を持ち上げ、距離が近くなったタイミング。(え…今の、俺の体の匂い?)恋愛本で読んだ「異性の体臭を褒める=好意あり」が頭をよぎります。
舞い上がった私は、「え!?本当ですか?匂いします?何もつけてないですけど、どの辺が好きなんですか?」と、探るように会話を広げてしまいました。するとお客さまは、うっとりした表情で「なんだろう、落ち着く香りで最高なんですよね〜」と語り始めます。
(きた…!)以前見た恋愛YouTubeの「相性のいい男女は体臭がいい匂いに感じる」という言葉を思い出し、調子に乗って「体臭って、相性がいいといい匂いに感じるらしいですよね〜」と言ってみた、その瞬間。
「え?体臭?今使ってるシャンプーですよ。りんごみたいな匂いで好きなんです」……終了。褒められていたのは私ではなく、商品。私はただ、シャンプーの延長線上に存在していただけでした。自分の勘違いの美しさ(と気持ち悪さ)にあとから震えました。男の勘違いは、一歩間違えると本当に危険。誰かに聞かれていなかったか、今でも思い出すと不安になります。