オーナーに500万円を持ち逃げされた! 美容師の独立にまつわる理不尽なトラブル話

 

「いつかは自分のお店を…」と思っている美容師さんは多いはず。しかし、美容師の独立には「なんでこんなことに…?」と思うような、理不尽なトラブルがあるのも事実です。今回ご紹介するのは、現役美容師さんへの覆面アンケートで集めた、美容師の独立にまつわるトラブル話。「自分だけは大丈夫」と思っていると、あなたも危ないかも? 

 

<目次>

>「独立を応援する」って言ってくれていたのに現実は…(34歳/男性)

>「これはないと今どきどうなの?」気づけば内装の金額が膨れ上がってびっくり(39歳/男性)

>ロゴに100万は当たり前? お世話になっていたディーラーさんに騙された!(35歳/女性)

>オーナーの「いい関係でいよう」は嘘だった…?(37歳/男性)

>勤めていたサロンが計画倒産。消えた500万円…(37歳/男性)

>違反したら法的措置!? 脅迫まがいの圧力をかけられ…(37歳/男性)

>引き渡し数日前に唖然! 理想の内装はどこへ?(39歳/女性)

>情報を鵜呑みにしてしまい、ローン返済で苦渋を飲む結果に…(45歳/男性)

>なぜかディーラーと音信不通に…! その衝撃の理由(33歳/男性)

>成功を過信し、1年で倒産。独立は向いている人と向いてない人がいる?(30歳/男性)

 


 

「独立を応援する」って言ってくれていたのに現実は…(34歳/男性)

 

5年働いた美容室で、「独立するときは言ってくれれば協力する」と言っていたオーナー。しかし、実際に独立の相談をしたところ、その日にクビになりました。

 

入社時に将来の夢を聞かれ「自分の店を持つこと」と伝えると、「独立するときは言ってね! しっかり協力するから!」と言ってくれていました。そして店長を経験し、指名のお客さまも多くなり、実力がついたタイミングで独立したいと相談。すると突然、「今日で辞めてもらう」と言われ、クビになりました。自分を指名してくれていたお客さまに辞めることすら伝えられず、物件なども決まっていなかったので、とても苦しい独立になりました。

 

 

今考えれば、その日にクビなんて労働基準法的にアウトだとわかります。しかし当時は、「辞めることは迷惑かけることだし」とか、「育ててもらったし」などの思いがあり、反論せず受け入れてしまいました。頑張って独立して成功することで忘れることにしました。

 

 

「これはないと今どきどうなの?」気づけば内装の金額が膨れ上がってびっくり(39歳/男性)

 

内装工事の話し合いのとき、内装業者に予算を聞かれたので、正直に「内装のほか店舗の契約金なども含めて1,000万です」と答えました。しかし、上がってきた見積もりが、なんと資金ギリギリの960万円でした。

 

「すでにお店の家賃が発生しているので、早く見積りを出してほしい」と伝えていたにも関わらず、見積もりを出すのに2週間以上かかったため、今から他の内装業者を探す間にもどんどんお金がかかってしまう、という焦りから渋々契約しました。さらに、着工がはじまると「あれがあったほうが便利!」、「これはないと今どきどうなの?」など、まるで結婚式のように次から次へとオプションがつけ足され、完成時には1,200万円に膨れ上がってしまいました。

 

もちろん抗議したのですが、そうすると抗議の度に工事がストップして、告知しているオープン日に間に合わなくなってしまうため、親にお金を借りて支払いしました。初めからもっと詳しい人に相談していればよかったと後悔しています。

 

 

>「1番いいところを紹介する」と言われ…。アドバイスをすべて受け入れた結果とは?

 

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