「今、くすぶっている人ほど来てほしい」平均月収60万円のToiroが目指す、スタッフ満足度日本一のサロン
「顧客ゼロ」からスタートできる

Toiroは、基本的には業務委託サロンです。業務委託サロンでは、頑張れば頑張るほど報酬が上がっていきます。ただ、より報酬を得ようとすると、ほとんど休めないんですよね。自分が業務委託サロンで働いていた当時は独立という目標があったので走り続けられましたが、「この働き方をずっと続けるのは難しいだろうな」と感じていました。それと同時に、思うように売り上げを伸ばせずに悩み、職場を離れていく人たちも見てきています。自分がサロンを作るなら、悩んでいる人を置き去りにしたくない。自分だけが稼ぐよりも、仲間が成長し、少しずつ生活にゆとりを持てる姿を見たい。そんな思いが、今のサロン作りの原点になっています。

そのために大切にしているのが、内装、集客、教育の3つです。まず、お客さまにもスタッフにも気持ちよく過ごしてもらえるよう、どの店舗も、おしゃれで高級感と落ち着きのある内装にしています。
集客につてはToiroでは、入社時に顧客がいなくても問題ありません。「顧客ゼロの状態で入社して、本当に大丈夫なの?」そう思う人もいるかもしれません。でも、僕たちが大切にしているのは、入社時点でどれだけ売れているかではありません。これからどうなりたいのかそこを一番大切にしています。入客の機会をしっかりつくり、教育やスタッフ同士のサポートを通じて、一人ひとりが成長できる環境を整えています。Toiroのスタイリストは、月140人前後の入客機会があり、スタイリストの平均月収は約60万円。もちろん、全員が同じように稼げるという意味ではありません。ただ、「頑張りたいのに、そもそもお客様を担当する機会がない」という環境にはしたくない。チャンスがあるからこそ、自分次第で結果を変えていける。それがToiroの考える働き方です。

業務委託=一人で戦う、ではない。僕自身、美容師として働いていた頃に感じていたことがあります。「自由に働きたい。でも、一人で全部背負うのは不安。」業務委託には、時間や働き方を自分で決められる自由があります。一方で、「困ったときに誰にも相談できない」「教育を受ける機会がない」といったイメージを持っている人もいると思います。だからToiroでは、「自由」と「サポート」を両立させたい。と考えています。業務委託だからといって、一人で戦わなければいけないわけではありません。技術や接客で悩んだときには相談できる。もっと成長したいと思ったら学べる。将来、店長やマネージャーなど新しいキャリアに挑戦することもできる。自分らしく働きながら、成長できる環境。それがToiroの目指しているスタイルです。
美容室の経営は、まずオーナーの利益が優先されることも多いのですが、僕は自分自身の取り分を増やすことより、スタッフが安心して働き、仕事を楽しめることのほうが大切なんです。綺麗事のように聞こえるかもしれませんがこれは本心で、目先の利益ばかりを追っていると、先細りしていくしかないんですよ。でも、働くスタッフのことを考えていれば、スタッフが笑顔になり、お店の雰囲気もよくなる。それがお客さまにも伝わっていく。そうやって、みんなにとって居心地のよいサロンにしていきたいんです。
「売れていなくても、顧客ゼロでもいい。」Toiroが目指す、スタッ満足度日本一のサロン

とはいえ、自己集客ゼロで新しい環境で働き始めるのは不安が大きいですよね。でも正直、僕が一緒に働きたいのは、すでに売れている人ではないんですよ。むしろ、「デビューしたのにフリー客を任せてもらえない」「頑張っているのに稼げない」「このままでいいのかな」と悩んでいる人に来てほしいと思っています。僕自身も同じような不安を感じたことがあるので、その気持ちはよくわかります。顧客がゼロでも大丈夫です。今の時点でできていないことがあっても、やる気があり、周囲のアドバイスを素直に受け取れる人なら、これから変わっていけます。一人で何とかしようとしなくてもいい。困ったときは、僕や周りのスタッフが一緒に考えます。言い方は良くないですが、「くすぶっている人ほど来てほしい!」と思っているくらいです(笑)。
Toiroでは、売り上げだけで評価はしません。撮影が好きな人、後輩に教えるのが得意な人、店舗をまとめることに向いている人。それぞれの得意なことを見つけ、仕事として生かせるようにしたいと思っています。できる人にはさらに力を発揮してもらい、今は自信を持てずにいる人にも、自分なりの強みを見つけてもらいたい。

現在、創業8年目を迎えて店舗展開を行っていますが、最初の頃は、いくつも店舗を出そうと考えていたわけではないんですよ。中目黒の1店舗で、みんなと楽しく美容師を続けられればいいと考えていました。それでも、働くスタッフから友人や知人を紹介してもらうことが増え、仲間が少しずつ集まってきました。お店がいっぱいになるたびに次の店舗を出し、結果として、1年に1店舗ほどのペースで増えていったんです。
これからも、会社の都合だけで店舗を増やすつもりはなくて。今いるスタッフが無理なく成長し、新しい仲間を迎えられる状態になってから、次へ進みたいと考えています。
「今のサロンで、なかなか結果が出ない」「もっと頑張りたいのに、入客のチャンスがない」「このまま美容師を続けていていいのかな」そんなふうに、少しでも“くすぶっている”美容師がいるなら、僕はToiroに来てほしいと思っています。Toiroが目指しているのは、単純に売上が高いサロンでも、店舗数が多いサロンでもありません。「美容師を続けてきてよかった」と思えるサロン。そして、スタッフ満足度日本一のサロンです。そのために、僕たちは「売れている人」だけを集めるのではなく、これから伸びる人が活躍できる環境をつくっています。
Toiroは、まだ完成された会社ではありません。だからこそ、これから一緒につくっていける余白があります。今、売れている人だけじゃなくていい。顧客がいなくてもいい。今の自分に自信がなくてもいい。「もっと変わりたい」その気持ちがあれば十分です。これからToiroが大きくなっていく中で、一緒に成長していける仲間と出会いたい。そしていつか、
「Toiroに入って、美容師を続けてきてよかった」そう言ってもらえるサロンをつくりたい。
それが、僕がToiroをつくっている理由です。
プロフィール

株式会社ツリライ/代表取締役
鈴木雄大(すずき ゆうだい)
岐阜県出身。山野美容芸術短期大学卒業後、都内2社を経て業務委託サロンに所属し、独立に向けた経験を積む。2019年に中目黒に自らがオーナーとなる1店舗目Toiroをオープン。2026年現在、東京、神奈川に6店舗を出店。現在は「スタッフ満足度日本一」を掲げ、誰もが安心して美容師を続けられる環境作りに力を注ぐ。
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