もう無理、限界突破⋯「美容師がキャパオーバーを感じた瞬間」エピソード10選
余裕がなかった。大好きな人に、思わず言ってしまった一言とは⋯(30歳/男性)
会社所属の美容師から、フリーランスに転身したときの話です。
会社にいた頃はレセプションが予約管理をしていたので、施術に集中すれば良いだけでした。しかし、フリーランスになってからは予約の管理、材料の発注、お金の管理、年末調整、確定申告、SNSの発信など全てを自分で行う生活に変わりました。
そんなある日、シェアサロンに自分のお客さまが3人立っていたんです。まさかと思いスケジュール帳をチェックすると、同じ日の同じ時間に3人予約を入れてしまっていたんです。絶望しつつ、その場では3人のお客さまに事情を説明して謝罪し、施術日時を変えてもらってその場を凌ぎました。しかし、翌週もまたダブルブッキング⋯。さらに、急ぎすぎてお金をもらうのを忘れて帰してしまったり、両替が足りなくなったりと冷や汗ダラダラ。とにかく散々な仕事具合になってしまいました。
そんな日の夜、彼女とデート中に「なんかあった? 仕事大変そうだね?」と心配して声をかけてくれた彼女に、自分は「うるさい! 知ったような口をきくな!」と暴言を吐いてしまったんです。

大好きな彼女にこんなことを言ってしまうなんて自分でも信じられません。結局、この一言がきっかけで別れることになってしまいました。
キャパオーバーになると、人はありえない言動で大切なものを失うんだと、身を持って実感しました。
とっさに向かったのは公園のしげみ⋯!? 人には絶対言えない一生の汚点(29歳/女性)
美容師は忙しくて、朝からお客さまが途切れず気づけばもう夕方⋯なんてこともしばしば。そのせいで、トイレに行くタイミングを完全に逃し、膀胱が悲鳴をあげていても「このままあと数時間は我慢するしかない⋯!」と覚悟を決める日々が続いていました。
しかしある日、トイレを我慢しているとお腹の辺りに寒気を感じるような感覚が。もうこれ以上は我慢できない! と思い、お客さまに「少々お待ちください」と言ってトイレに向かったのですが、まさかの使用中。少し待ったのですが、完全に漏らしてしまう数秒前という状態だったので、すぐさま店を飛び出してコンビニに向かおうとしました。しかし今にも漏れそうで、コンビニまで走る余裕なんてない!
そして私がとっさに向かったのは、店のすぐ裏にある公園のしげみ。なんと、大人女子なのに野ションをしてしまったのです。「これは犯罪? 誰かに見られてない?」いろんなことが頭の中を駆け巡り、最悪の気分でした。どんなに仕事が立て込んでいても、予約を入れすぎてしまってはいけないですね⋯。まさか”膀胱の限界”でキャパオーバーを経験するとは思いませんでした。
>ルール通りに3コール以内に対応してるのに、電話は鳴り止まなくて⋯!?