もう無理、限界突破⋯「美容師がキャパオーバーを感じた瞬間」エピソード10選

1日15時間拘束の末に⋯! 夢と現実が混ざった「謝罪事故」(27歳/女性)

 

うちの店はかなりブラックだと思います。
朝8時30分出社、9時オープン、そのまま21時までぶっ通しで営業し、営業後は練習会があり、最後にミーティング…それも毎日です。

 

12時間の営業だけでも疲れてるのに、連日練習会を90分した後に1時間近くもミーティング。私は限界をとうに超えていて、ミーティング中に寝落ちてしまったのです。しかも夢の中で大失敗をしてしまって、寝言で「す、すみませんでしたー!!」と叫んでしまったんです。

 

驚いた様子のみんなに「は!? 何が!?」と言われて夢から覚めて、「あ、いや、なんでもありません⋯」とごまかしましたが、「お前寝てんじゃねーよ!」と怒られてしまいました。

 

 

今まではミーティングや仕事中に居眠りなんてしたことなかったのに⋯その日はよっぽど疲れていたんだと思います。というか、1日15時間拘束はダメですよね。仕事以外の自由時間が9時間しかないので、実質寝てる時間以外は働いてるようなもの。そりゃ寝落ちもしますって⋯。

 

 

嫌いなアイツの材料だけ「なぜか」足りない。怒られ続けた新卒が目覚めた黒い快感⋯(21歳/男性)

 

僕は入社して間もなく、お店の材料係を任されるようになりました。新卒なので、どんな材料がどのくらい必要か全然わかりません。そのせいで「発注が足りない」とスタイリストに怒られ続ける日々を過ごしていました。

 

「とにかく発注をミスってはいけない」というプレッシャーを常に感じながら、普通の美容師としての仕事や練習もしなくてはいけません。

そんなある日、縮毛矯正の練習中にスタイリストにこっ酷く怒られ、へとへとなのに終電が迫るなか疲労困憊の状態で、材料の発注を忘れていたことに気づきました。大慌てで発注をしながら、頭に浮かんだのはあのスタイリストの顔。気がつけば、僕は「そのスタイリストが好んで使う薬剤をわざと少なく注文して困らせてやろう」と考えました。

 

当然、営業中に材料がなくなって、スタイリストは困り果てます。その様子を見ると笑いが止まらなくて⋯。材料係という立場を使えば、嫌いなスタイリストを間接的に攻撃できる。そのことに気づいてしまった自分が、少し怖くなりました。。あとで怒られるとしても、相手がパニックになっている姿を見るほうが優先。嫌いな人間が困っている姿を見ることが快感になってしまったんです。キャパオーバーが引き出した自分の恐ろしい一面に、僕自身戸惑いが隠せません⋯。

 

 

>限界を迎えた体からのSOS⋯!? アイロン中に起きた、まさかの異変とは?

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング