高温多湿のタイで生まれたフェイスパウダーが、マスクでもくずれないと人気が爆発！

絶対に崩れないと人気のタイ発コスメSRICHANDフェイスパウダー

――ありがとうございます。次に、タイコスメについてお伺いしたいのですが、中国コスメとは別の流れで日本に入ってきた形になるのでしょうか？

はい。タイコスメは、2020年6月に「SRICHAND（シーチャン）」というブランドのフェイスパウダーが、マスクをしていてもファンデーションが崩れないとSNSでものすごく話題になったんです。タイは高温多湿の国なので、ベースメイクが崩れないということがものすごく大きなポイントで、タイの女性はメイクがヨレたりテカったりするのが何よりの屈辱なんだそう。「SRICHAND」のフェイスパウダーは漢方薬局が起源で、肌に優しく崩れないということで、今や日本でも定番化しています。

Cathy Dollのリップ&チークプチプラでカラーバリエーションが豊富

時期を同じくして、タイのBLドラマ『2gether』が日本でも爆発的に人気になり、タイのカルチャーに興味を持つ女性が増えました。「Cathy Doll」は、そのドラマに出演していた俳優のBright(ブライト)とWin（ウィン）がプレゼンターをしているということで、日本初上陸のときには、コスメラボのラフォーレの店舗は行列ができたほどでした。価格もリップティントが550円、チークが770円とプチプラで色展開も多いということもあり、人気を集めています。

「idolo」というブランドは、タイの俳優さんが企画から関わっているということで、ファングッズとして手に入れたい！という需要も大きかったんです。

タイは男女ともに美意識が高い国

Cathy Dollスキンフィットヌードマットファンデーション

――タイでは、女優さんだけでなく、男性俳優がコスメの企画に関わるんですね。

そうなんです。

タイはもともとジェンダーレスな文化がありますが、男性でもスキンケアに力を入れている方が多く、アイブロウや日焼け止めを日常的に使っている人も多いんです。とくに、日焼け止めは老若男女問わず必ず塗っていて、日焼けしていないことがモテる条件だったりします。そういった美意識の高さとジェンダーレスな風土もあり、男性がメイクしても自然に受け入れられるんです。

――なるほど。日本でタイコスメを購入される層というのは、10〜20代の方が多いですか？

いえ、それが「Cathy Doll」に関しては、20〜50代の幅広い世代の方が購入して行かれます。SNSを見て知っている層だけでなく「安いし、ちょっと試してみようかな」という方が実際に使用してみて品質にも納得いただけているようです。

――そうなんですね。美容師さん向けに、中国コスメ、タイコスメ、それぞれでおすすめのポイントがあれば知りたいです。

中国コスメの方は、「VCND」のキラキラ系のアイシャドウはメディアでのご紹介も多いですし、ヘアメイクの現場で使われている美容師さんも多いと聞いています。ハイライトなど、光の使い方が上手なのも中国ならではです。

タイコスメの方は、「SRICHAND」のフェイスパウダーは現場でも活躍しているという声も多いですが、長時間メイクを直す間もなく働く美容師さんご本人が使うのにもおすすめです。落ちにくいというところでいうと、「Cathy Doll」のアイブロウや「Kailijumei」のティンリップもいいと思います。

ヘアメイクのお仕事やお客さまへのタッチアップということでしたら、「Cathy Doll」の商品はどれもカラーバリエーション豊富でいろいろな肌色の方に使っていただけると思います。

コスメラボの店頭では、「Cathy Doll」のファンデーションと「SRICHAND」のフェイスパウダーを合わせて購入される方が多いのですが、ベースメイクはタイコスメで、アイメイクはパキッとした色の中国コスメで、などの合わせ技もいいかもしれませんね！

お客さまの、そしてぜひご自身の美に海外コスメを役立てていただけたらと思います。

(株)日本機能性コスメ研究所CEO／林紗陽（はやし さや）

中国やタイで長期居住や仕事経験あり。2016年にkailijumeiの総代理に就任、日本で元祖インスタ映えコスメとしてフラワーリップブームを巻き起こす。2018年3月ラフォーレ原宿に直営店コスメラボをオープン。中国コスメやタイコスメを次々と初上陸させ、中国コスメとタイコスメのパイオニアとして文化を含めたアジアンコスメの魅力を日本で広めている。他にも複数社を経営するシリアルアントレプレナー。日中英のトリリンガル。

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