木曜日はスタッフ育成に100%専念!「先生」を育てるための習慣 -MAGNOLiA MARBOHさんの習慣 後編-

いくつになっても勉強を続ける両親を見て…

 

 

僕が教育にこだわるのは、両親の影響も大きいです。僕の実家は、両親が二人で始めた田舎の小さな美容室。たまに帰省すると、70年代の『婦人画報』など古い雑誌が置いてあったりします。『婦人画報』って、昔は今でいうヘアモードみたいなヘアカタだったんです。つまり、両親はそれを見て勉強していたんですよ。

 

母はもう70歳をこえていますが、僕が昔やった専門誌のページを見て切り方を覚えたりしていますし、「白髪の人にハイライトをすすめるにはどうしたいい?」と聞いてきたりもします。

 

いつまでも学ぶという習慣を忘れず、お客さまを喜ばせるために、こっそり新しい技術を習得したり、できないことを克服してきたから、美容師になって40年以上経っても、母を求めてくれるお客さまがいるのだと思います。僕は20数年美容師をやっていますが、あと20年はやらないとその域に到達できない。「まだまだだな」って思うんですよ。

 

子どものころ、両親が日本の美容の基礎をつくった石渡 潔先生の講習会に行くなど、どこかに学びにいく話をよく聞いていました。子ども心に「美容師が学びにくる石渡先生すごいな」と感じていた。きっとそれが、「教育者を育てる」という目標が生まれた最初のきっかけです。

 

 

25年越しの夢だった「先生」になる

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