【後編】『英語でしゃべらナイト』で活躍! 元NHKアナウンサーが教える外国人とのコミュニケーション術

 

美容室に訪れるのは日本人ばかりではありません。訪日外国人も年々増加傾向にあることから、これから英語を話す外国人のお客さまも、ますます多くなることが予想されます。「英語は得意じゃないのにどうしよう……」と戸惑ってばかりもいられません。

 

そこで話を聞いたのは、音声表現コンサルタントやナレーターとして活躍している松本和也さん。2003年から2007年にかけて、人気番組『英語でしゃべらナイト』のレギュラーとして、外国人観光客への突撃取材やハリウッドスターへの体当たりインタビューなどで注目されました。英会話レベルはほぼ初心者だったという松本さんは、外国人とどのように打ち解けたのでしょうか。【前編】に続き、【後編】では英語で距離を縮めるコツについて教えてもらいました。

 


 

心を込めたカタコト英語&身振り手振りで相手の心を掴もう!

 

美容師の仕事はお客さまが満足するヘアスタイルに仕上げること。しかし、それだけではなく心地良いコミュニケーションができれば、お客さまの満足度もさらにアップするはずです。とはいえ、日本語が話せない外国人のお客さまが相手の場合、英語がしゃべれず会話がままならないと、コミュニケーションもおぼつかないもの。そんな不安を抱える人に、松本さんは「カタコト英語でも心を込めることが大事」とアドバイスします。

 

「生まれてからずっと日本で生活していても、知っている英単語は絶対何個かありますよね? それをぜひ使ってみましょう。『当たっているかな?』『間違っていたら恥ずかしい』と思う前に、まず言っちゃう。それでもし相手が『……?』という顔していたら、違う言い方を考える、それを繰り返してみてください」

 

日本語でも英語でも、相手の表情や反応を見ながら会話をしないと、相手との距離が縮まらないのは当然のこと。たとえば、マニュアル化した挨拶をただ棒読みするだけでは、相手の心には届きません。

 

「正しい英単語かどうかだけを気にするのではなく、相手の感情を読み取りながら話す。その感覚があれば、下手な英語でも通じると思います。……と偉そうなことを言っていますが、私もそのことに気づくまで時間がかかりました。アナウンサーは滑らかにしゃべることが求められる仕事。ですが、あるとき先輩アナウンサーに、『君の喋りはつるつる滑りすぎて、相手の心に響かない』と言われたことがあるんです。アナウンサーだからといって流ちょうに話すだけでいいというわけではありません」

 

では、どうすれば相手の心に響くのでしょうか? それはやはり相手のことを考えて、心を込めて会話をしようと心掛けることに尽きるようです。

 

「話している相手が、『言いたいことを理解してくれているのかな?』『違う言い方があるんじゃないのかな?』『もしかして飽きてるんじゃないのかな?』と考えることが大事なんです。英語も同じで、相手の言おうとしていることを一生懸命聞いて、一生懸命返す、これが重要です。そのためにも、日本語をしゃべっているときから、心掛けてもらいたいと思います」

 

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