湿気に負けるな! クセ毛のお客さまのための梅雨どきフィニッシュワーク&アドバイス

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そろそろクセ毛の大敵、梅雨の季節がやってきます。できることなら湿気に負けない状態でヘアを仕上げて、ご自宅につくまで幸せな気分でいていただきたいですよね。というわけで今回は、クセ毛のお客さまのためのフィニッシュワークと、スタイリングアドバイスのコツをお伝えします。

教えてくれたのはご自身のクセ毛をいつもおしゃれにアレンジしている、『Cocoon』のSAKURA(さくら)さん。クセのお悩みへの寄り添い方も聞いてきました!

 


 
キーワードは「根元」「束感」「ウエット」です


―そもそも梅雨時期のクセのお悩みを解決するフィニッシュワークの方法ってあるのでしょうか?

 

ありますよ! 簡単なプロセスでしっかりクセをおさめられ、一日中保つことができるスタイリングです。美容師がフィニッシュワークでするのはもちろん、お客さまご自身でもできる方法です。

まず髪が広がるというのは、どういう状態なのか。それは髪の毛が根元から一本、一本離れてしまっているということなんですね。湿気を吸ってクセが強くなればなるほど、髪はバラバラに離れてしまいがちで、まとまらなくなってしまいます。だからフィニッシュワークでは、なるべく髪がくっついて、毛束になった状態にしてあげるのを目指します。

 

―髪がくっついた状態を保つには、どうしたら良いですか?

 

クセ毛って濡れているときはわりとおさまっていて、乾くと広がってしまいますよね。だから髪が濡れている状態をつくってあげればいいんです。

タオルドライ後、髪が濡れているままでクリームやジェル系のスタイリング剤をつけて毛束をつくってあげます。スタイリング剤は、絶対に根元からつけること。毛先にだけつけても、根元の髪がバラバラのままなので、乾いたら広がってしまいます。

あと根元からつけないと、ウエットに見えないんですよね。根元と、あと顔まわりにしっかりスタイリング剤をつけるとウエットな質感に仕上げられます。

 

―スタイリング剤をつけた後の乾かし方は?

 

サロンではスタイラ-をつけてドライしています。お客さまが自宅でされる場合は、そのまま自然乾燥してもらうようにお伝えしています。普通にドライヤーで風をあててしまうと、毛束が散ってしまうので、それは避けてほしいです。


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―スタイリング剤の選び方は?

 

ショートヘアの場合はハード系のジェルでしっかりキープ。長めのレングスの場合は、クリームや、ジェルとクリームが混ざったようなタイプなど、固めずにウエットな質感を出せるものがいいと思います。

クセ毛の方の場合、梅雨以外の時期も今お話ししたような、濡れているときにスタイリング剤をつけて自然乾燥という仕上げ方をベースにしてもらえたらいいのかなと思っていて、梅雨や雨の日はスタイリング力の強いものに変えるというのをおすすめしています。

 

>梅雨どきフィニッシュワークのプロセスを公開!

 

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