ぬいぐるみや般若の面、船の模型など、盛り髪はいつも刺激的! 盛り髪師GLITZ マチャコさんが作るヘアとは?

“盛り髪”は男の子にも流行中? 新たに見つけた技術探求の道

 

 

最近は女子高生だけでなく、男の子が成人式に盛り髪をすることが流行っています。今年の1月前半はほぼ毎日と言っていいほど、男の子たちの髪を編んでいました。

 

メンズヘアを作って気づいたのが、袴にブレイズは似合う、ということ。和装にタイトな編込みはバランスがいいんです。昔の武士みたいに見えてかっこいい。それに気づいて、サイドをバリカンアートにしたらもっとかっこいいんじゃないかと思い、最近はバリカンワークの講習に行きはじめ、新たな技術習得にも開眼しました。

 

ブレイズヘアの刈り上げにバリカンアートを入れたヘアスタイル。

 

盛り髪をはじめて、自分自身にも変化がありましたし、お店にも私のインスタグラムを見た新卒生が3名も応募して入社するなど、特殊ヘアや盛り髪という技術がいろんな可能性を広げてくれているのはうれしいことです。

 

また体育祭で盛り髪を作ったことがきっかけで、その後成人式のセットにきてくれたり、結婚式のヘアセットを頼んでくれたり。盛り髪をしにきた女子高生たちに将来子どもが生まれて、その子も担当して…というように長いお付き合いも考えられるのが、美容師という仕事の楽しいところ。きてくれた人の思い出がキラキラと残るように、これからも楽しく“盛って”いきたいです。

 

 

プロフィール
GLITZ
マチャコ(今野雅子)/副店長兼テクニカルディレクター

1983年生まれ。宮城県出身。エステティシャンとして渋谷のサロンに勤務後、株式会社フェブライオ・ディ・アレスにアルバイトとして入社し、原宿「ALES SHOP」で勤務。エクステ・ウイッグの販売・バイイングとともにダンサー、アーティストのヘアを担当するように。2009年ハリウッド美容専門学校に入学、2011年美容師免許取得。現在はGLITZ横浜石川町店でのサロンワーク、ヘアメイクほかアレスグループの特殊ヘアーアカデミー講師としても活躍。 日テレ「マツコ会議」掘り下げVTRにて盛り髪師として出演。
Instagram:@ebimachako0721

 

(取材・文/若月美沙 撮影/河合信幸)

 

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