#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人vol.6 #ボブ 遠井春彦さん

 

今やSNSは美容師にとって欠かせないツールです。スタイルを発信して集客につなげるのはもちろん、お客さまとのコミュニケーションに使ったり、サロンワークの記録用だったり。使い方や発信の理由はさまざま。溢れるポストの中、#(ハッシュタグ)でスタイル名や技術名がアピールされているのは見る方にも大切な指針になります。そこで、Instagramで#♡♡♡♡♡♡♡(スタイル・技術名)で検索した際に、そのときの人気TOPに上がってきたスタイル写真の美容師さんにそのスタイル・技術についてのこだわりや、SNSの使い方などについて伺います。

第6回は#ボブ。#ボブでTOPにあがってきたのは、遠井春彦さんのスタイルでした。(2019年9月検索時)

遠井さんの投稿がどのようにして#ボブで一番上出てくるようになったのか、スタイル作りのこだわりや、SNSの活用方法やについて伺いました。

 


 

フォロワー数を伸ばしたきっかけは、影響力の大きいモデルさんへのDM!

 

――現在デビュー3年目、27歳の遠井さんですが、ボブを打ち出し始めたのはいつごろのことになりますか?

 

新卒入社したサロンで、スタイリストになった1年後くらいからです。デビューしたてのころは、まだアシスタントも同然で、このままだとまずいという危機感から本格的にInstagramをはじめたんです。当初はヘアカラーを打ち出していたのですがあまり集客に繋がらず、当時の僕の技術でも比較的簡単に武器にできる切りっぱなしボブを推していこうと考えました。

 

――現在、#ボブで検索すると3万件ほどスタイルが出てくるのですが、遠井さんはInstagramをやる際に、どんな工夫をしていらっしゃいますか?

 

ただ単に#ボブでポストしても埋もれてしまうのはわかっていたので、インスタ映えしそうで、フォロワー数が多いモデルさんにDMをして、一度担当させてほしいとお願いしたんです。

 

 

――へえ! きていただけるものですか?

 

最初はこなかったですね(笑)。返信すら返ってこないこともありました。

一方で、作品撮りとまではいきませんが、自分の手がけたスタイルを先輩に見てもらいながら撮影をしてInstagramにアップしていったんです。それを積み重ねていくと、自然とInstagramの中に自分のコンテンツが溜まっていきますよね。すると、だんだんDMにも反応がくるようになりました。というのも、この方法できていただいたモデルさんに、DMを見ているか聞いてみたことがあるんですよ。答えは見ているということなんですが、通知がきたら既読にせずにどういう人からのメッセージなのか、ホームを見て確認するという話でした。それで信用に足る人間だということがわかると改めて返信するそうです。僕の場合、きちんとコンテンツがあるということ、そして当時所属していたサロンの看板が信用につながり、試してみようと思っていただけたようです。それから、一度きていただいたモデルさんがさらにモデルさんを紹介してくれたり、モデルさんのファンの方が反応してくれるようになり、フォロワー数とお客さまが増えていきました。

僕のお客さまは10代後半~20代前半の方がメインなのですが、それくらいの年代の若い子ってテレビをあんまり見ないんですよ。それより、Instagramのフォロワー数が多かったり、AbemaTVに出演しているモデルの子とかの方が影響力を持っているんですよね。

 

――DMはどんな文面で送るんですか?

 

はじめまして、から始まって、「美容師で遠井という者です。もし行きつけの美容室がなければ一度担当させていただけませんか? 無料ですが、責任を持ってやらせていただきますので、よろしくお願いします」みたいな感じですね。

ただ、サロンの撮影でお世話になっているモデルさんではないのに、無料で施術をするのはどうなのかという声もありました。そこはきちんと「ゆくゆくのためのプロモーションとしてやらせてほしい」と説明して、了承をもらいました。その代わり、みだりにDMを送りすぎたりしないよう、モデルさん選びは慎重に行い、当時所属していたサロンの看板に傷をつけないように気をつけました。

 

 

――技術的にこだわっていることはありますか?

 

カウンセリングをしっかり行うようにしています。ボブって、首の長さとの兼ね合いがすごく大切なんです。

ボブのスタイルは「どれぐらいの長さにしたいですか?」と聞くと、「肩にぎりぎりつかないくらい」と、肩を基準にして言うか、「顎より少し長め」と、顎を基準にして言うかの2パターンがあるんです。どちらのパターンも、実際の長さは首の長さで変わります。首が長い人の「肩ギリギリ」は長くなりますが、首の短い人にとっての「肩ギリギリ」は、実際には肩につくくらいの長さになることもある。首がスッキリ見える美しいボブに仕上げるために、丁寧な説明をして提案するようにしています。

あとは、巻くか巻かないかもヒアリングした上で長さを決めるようにしています。

 

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