SNSが苦手でも大丈夫。「かわいい」を共有する幸せが、私の進む道＃オン眉 GARD/ëNのnagiさん＃♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人
キャプションは毎回違う内容を丁寧に。それを読んでくれる方が顧客になることも
――nagiさんの投稿のこだわりについても伺いたいです。フィード投稿で目立つのがお客さまの頭頂部を寄りで写したもの。他の美容師さんはあまり切り取らない画角のような気がしているのですが、どんな意図で載せているのでしょうか？
これは、最初は自分のヘアを暖色カラーにしたときにそれを載せようと写真を撮っていたところ、なかなかうまく撮れなくて。なんとか撮れた頭頂部の写真を投稿したところ、思っていたよりたくさんの方に見てもらうことができたんです。
そこで、きれいにカラーはできたけれど顔は公開したくないというお客さまも、頭頂部を撮影するようになったんです。頭頂部を載せるときは、表面の髪の毛がパヤパヤしないように気をつけて撮っています。
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iPhoneの切り抜き機能が実装されたときに作ったというコラージュ投稿。頭頂部から撮影したスタイルも。
―そういうことだったんですね。ほかに、発信で気を付けていることはありますか？
キャプションはなるべく毎回違うものを、丁寧に書くようにしています。たとえば、お客さまを載せるときは「こういうことがあったから、このヘアスタイルにした」というエピソードを書くようにしているんです。それを読んだ方がお客さまになってくれることも結構あるので、時間の許す限りは書くようにしています。
あとは、カラーだけを見せるのではなくて、お店の雰囲気や自分の好きな空気感も伝わるような写真を撮るようにしています。店内は、時間によって光の入り方が違うので、その時間ごとにきれいに映る場所で写真を撮って、カラーとお店の雰囲気両方が伝わるように心がけています。
―最後に、これからSNSで集客をしていきたいという美容師さんや、Instagramの方向性に悩んでいるという美容師さんに向けてメッセージをいただけますか？
私も正直なところを言うと、SNSはあまり得意ではないんですよ。ではなぜやるのかと言ったら、自分のやりたい技術を提供したり、自分の表現したい世界観のお客さまに来店してほしいからです。
自分が「かわいい」「おしゃれ」と思って発信した写真を見た人が、同じように「かわいい」と思ってくれてお客さまになってくれたときは、「わたしのセンスがわかってもらえた」とすごく嬉しくなります。その喜びを通じて、「SNSは苦手だけど、もうちょっと続けていこうかな」とか「もっとかわいいスタイルを発信して、共感を集めたい」というモチベーションにも繋がるんだ、と気づくことができました。
予約サイトやブログなど、集客ツールはいろいろあるかと思いますが、自分の好きなものや世界観がいちばん伝わるのがInstagramだと思うので、ぜひコツコツ続けてほしいです。
―今日はありがとうございました！
- プロフィール
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GARD/ëN／店長
nagi
大阪府出身。関西美容専門学校を卒業後、新卒でGARDENに入社。2025年8月、GARD/ëNが拡張移転するのに合わせて店長に。デザインカラーや凛とした女性像をテーマにしたスタイル作りを得意とし、インフルエンサーなど著名人のヘアも手掛ける。
Instagram:@nagisa_mizuguchi
（文／須川奈津江 撮影／菊池麻美）
