ヘアカラーで劇的再生。酒井元樹のブリーチからオンカラーまで完全収録。Couture Color Magicに目が離せない!

追いブリーチと2回目ブリーチで、残留色素を徹底除去。素材の状態を細かく確認しながら、明度差をなくす

 

 

ブリーチと黒染めが混在する中間部分からブリーチを開始。4.5%をベースにプレックス剤も加えて塗布。この時に用意するブリーチ剤はオキシをしっかり混ぜ合わせて薬剤のパワーを均等にしておくこと。また根元の新生部はすぐにリフトアップするという考えから、根元と毛先のブリーチ剤はパワーを変えて、時間差で塗布していく。

 

中間部分を全て塗り終えたら、バックは縦にスライスをとり、根元ギリギリまでブリーチ剤を塗布。またフロント側は、髪質が細くなっているため、薄くスライスをとり、塗布量も少量に抑える。明るくリフトしやすい生え際は、明度差の原因になりやすい。細かく確認しながら塗っていく。

 

 

決め手は、薬の強さの使い分けと熱放出のコントロール。2回目のブリーチで完全にリフトアップさせる。

 

 

ブリーチ剤が乾かないように追いブリーチを行う。中間、根元を塗っている時間はおよそ15分。その間にもう一度、中間部分にアプローチしていくことで残留部分の明度が上がってくる。その後、毛先にもブリーチ剤を塗っていく。

 

生え際などの明るくなりやすい部分はダメージの原因にもなる。毛束が重なって熱がこもらないように、気になる生え際の毛束は後ろへおく。リフトの進み具合を確認し、赤みが気になる部分があれば再度ブリーチ剤を足していく。また明るくなりづらい表面は、あえて後ろへ毛束を重ねるとこで熱をこもらせてブリーチを効かせる。

 

 

ブリーチ1回目で全体的な明度差を合わせたら、2回目ではさらに微調整を加えて完全にリフトアップする。2センチスライス位で根元のムラを確認しながら、残留がある場所には薬の強さを使い分けてブリーチ剤を再度塗布。赤みが残っているとオンカラーした時に影響を受けてしまう。絶えず新しいブリーチ剤を追加し、毛束の重ね方、熱放出をコントロールしてリフトさせる。

 

 

>均等な明度にリフトアップした後は、いよいよオンカラー。根元、中間、毛先の境目をボカし、自然にグラデーションをつなげる

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