90年代ブラックヘアの開拓者! JAMBOのMIKAが信頼される秘訣

実は二児のママ。お店を休むことは怖かった

 

−MIKAさんは二児のママでもありますが、たくさんの顧客を抱えながら産休に入るのは怖くなかったですか?

 

私は4カ月で仕事復帰しましたが、その間にお客さまが離れていったらどうしよう……。ととても不安でした。 結果的にお客さまが戻ってきてくださってきたので、ほっと一安心。
そのとき、芸は身を助けるってこのこと! って思いましたね 私は21歳でお店を立ち上げて10年以上のキャリアがある。基盤と信頼関係がきちんと築けていたからお客さまが戻ってきてくれたんだと思います。20代でちゃんと頑張ってきたから、30代が楽になったんじゃないかな。

 

−芸は身を助ける、とはいい言葉ですね

 

あと私の中で大事なものの優先順位が変わったんです。
今まではお店が1番。でも子どもが生まれてからは、家族が1番。お店が2番になりました。もし何かあった時、お店つぶれてもいいやって(笑)。 そうしたらすごく気持ちが楽になったんです。
子どもを持つ女性が働くとなると、仕事と子ども、どちらも譲れない気持ちは痛いほどわかります。でも全部抱え込むのは無理。ちゃんと優先順位を決めないと自分がつぶれてしまいます。 女性は仕事も育児も全部できる、と過信している部分があると思いますが、選択を迫られたときは何かをゆずらないといけないこともあるんですよね。

 

−抱え込む女性は確かに多そうです。

 

幸いにも私は家族やお店のスタッフの協力や理解があって、お店を続けることができていますが、腹くくるしかないんです。腹をくくった途端に気持ちの余裕ができたので、働く女性は本当に過酷だけど、もっと楽な気持ちで仕事できるといいな。でも本当にどうしたら女性がもっと働きやすくなるんでしょうね。私もすごく考えています。

 

−最後にMIKAさんはこれからの目標をお伺いできますか?

 

ここまでフルタイムで働いていないこともあり、長らく新規スタッフは募集していなかったんですが、育成もそろそろ本腰を入れたいと思います。
もともとスタッフ教育については常に考えていますし、私の元から独立した子もいます。 ですが、今までは技術者は育てていましたが、これからは技術を“教えられる人”を育てていかないといけないですね。 技術を教えられる人が多い方がお店の運営が楽になると思うんです。例えば女性スタッフが妊娠した、誰かが思わぬ休業を余儀なくされた……そんなとき、技術を教えられるスタッフが多ければ、安心してお店を運営できますよね。新人の育成もストップさせなくてもいい。

 

スタッフが成長できる環境を作ったり、自分のアピール方法や、センスの身に着け方をこれからも考えていきたいと思いますね。

 

プロフィール
有限会社ブラックヘアージャンボ 代表取締役 MIKA

中学生の時より独学でブラックヘアを学び始め、東京綜合理容美容専門学校 通信科で美容師免許を取得。若干21歳でJAMBOを立ち上げる。 海外からも注目を集め、アーティストやダンサーなどのヘアも数多く手がける。NPO法人 日本ヘアブレイディング協会(JHBA) 副理事長も務め、トップクラスのプロブレイダー育成にも力を入れる。

 

(取材・文・撮影/高橋 優璃)

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