「美容師YouTuber SHOHEIさん」&「美容室Lily」のメディア戦略!?

2019.01.30

 

美容室Lilyで活躍中のSHOHEI(ショウヘイ、写真左)さんは、テレビCMにも出演している、登録者数20万人の人気YouTuber。YouTubeをいかに戦略的に活用しているか探るべく、SHOHEIさんを訪ねました。さらに、SHOHEIさんの他にも人気美容師YouTuberを抱え、SNS全般に詳しいLilyの寺村優太さん(写真右)に、サロンとしてのメディア戦略についておうかがいしました。

 


 

サロンワークもYouTubeも「人をよろこばせたい」という一心から

 

−そもそものところからおうかがいしたいのですが、美容師YouTuberになろうと思ったきっかけはどんなところなのでしょうか。

 

 

最初は遊びではじめたんです。6年ほど前、高校生のときにYouTuberの動画を見るのが大好きで、自分も友人と一緒にふざけた動画を撮って発信するようになりました。美容学校に入学してから、視聴者の方から「美容学生ならヘアセットを教えてほしい」とコメントをいただいたので、じゃあちょっとやってみようかな、という感じで美容関連の動画を撮りはじめました。いざやってみると予想以上に視聴数や登録数が伸びたので、そこから本格的に美容系の動画をアップするようになりました。その当時は、YouTubeで美容系の動画を見ている人はまだ少なく、美容師で動画をアップしている人もほとんどいなかったと思います。

 

有名なYouTuberさんとお会いする機会があり、そのときに「学生のうちにファンを増やせば美容師になったとき、お客さまとしてきてくれるのではないか」とアドバイスを受け、そこから、自分自身のブランディングとまではいかないのですが、美容のプロとしての意識をもって、言葉づかいなども気をつけながら動画をつくるようになりました。

 

美容学校1年生のときの登録者数は100人ほどで、卒業時には10万人くらいになっていました。今、美容師YouTuberとして活動しはじめて3年目ですが、登録者数は20万人を超えました。内容は男性向けのヘアセットがほとんどなので、視聴者は主に男性で、女性は1〜2割くらいです。年代は高校生から大学生、社会人になって数年といった若いかたが多いですね。それは、サロンにいらしてくださるお客さまの層とほぼ同じです。

 

−動画を拝見すると、内容はヘアセットやヘアケア商品の紹介、ダイエットやイベント、旅、という感じですね。このラインナップは、視聴者の反応を見て、定着したのでしょうか。

 

 

視聴者が一番求めているのは、ヘアセットや美容に関することだと思うので、それは自分のチャンネルでは外せない内容です。ただ、それだけだと仕事感が出すぎて、つくっていてもおもしろくないので、自分のやりたいことを素直に出していくようにしています。

 

ぼくは、仕事は「いかに楽しむか」が大事だと思っています。美容業界では、YouTubeやSNSを集客のためだけにやっている人が多いと感じますが、もっと楽しめばいいのに、と思ってしまうんです。

 

お客さまをいかに集めるかを考えるのも楽しいことだと思いますが、そこをゴールにしてしまうと窮屈になります。それ以外の面でも楽しいことがたくさんあると思うので、ぼくは仕事兼趣味のような感じで、自分のやりたいことを動画でやっています。

 

−制作者本人が楽しんでいると、見る人にも伝わりますよね。SHOHEIさんは、YouTubeのどんなところが楽しいと思われるのでしょうか。

 

 

自分の発信した映像を、見た方に楽しんでいただけることが純粋にうれしくて、それが自分自身の楽しみになっています。自分にとって美容は人によろこんでもらうためのツールです。サロンで直接施術するのも、YouTubeなどで美容情報を発信するのも、受け取ってくれる人の反応が糧になっています。

 

YouTubeでは、視聴者の反応を再生数や「いいね」の数やコメントなどで知ることができます。自分のつくったものに対して反応があり、そこにコミュニケーションが生まれるのがいいですね。遠く離れた北海道や沖縄の人ともコミュニケーションできます。YouTubeを見てくださった地方の方が、旅行の空き時間や、修学旅行の自由時間にきてくださることもあり、感謝の気持ちでいっぱいになります。

 

>SNSは集客目的じゃない

 

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