美容師さんの心遣いは、しっかりと胸に届いています ―ホットヨガ スーパーバイザーと美容師の関係―
全国250店舗展開する日本最大規模のホットヨガスタジオのLAVA。関西エリアのスーパーバイザーとして働く大江扶樹（おおえふき）さんは、美容師の技術ではなく、相性でもなく、少し変わった視点で美容室選びをしているそうです。今回はホットヨガと髪の関係に触れつつ、大江さんの髪事情について聞いてみました。
学生時代から唯一続いたヨガが天職に
ホットヨガは、カラダの柔軟性を引き出すために、あえて高温多湿の部屋でおこなうヨガプログラムのことです。カラダへの負担が小さいので運動不足の方でもすぐに始められるし、汗をたくさんかくのでダイエット効果も期待できます。そんなホットヨガを展開するLAVAのスーパーバイザーとして、インストラクターの指導や店舗運営のサポートを行うことが私の仕事です。
私は学生のころから、さまざまなスポーツや習い事をしていましたが、長く続けられたのは18歳ではじめたヨガだけでした。しかも、当時はまだヨガをする人が少なくて、「合コンでヨガが趣味と言ったら興味を持ってもらえるかな」とか、ちょっと不純な動機で始めたんです（笑）。
実は私、札幌の美容専門学校を卒業しています。美容師の国家資格は持っていませんが、学校で学んだ美容の知識を生かすために、天職を求めてエステティシャンはじめ、いろいろな仕事に就いていました。将来を決めかねているとき、札幌にLAVA1号店ができたのでさっそく会員に。そして、LAVAの「好きを仕事に」というスタッフ募集のキャッチコピーに引かれて、ヨガインストラクターのアルバイトを始めたことがきっかけで、今に至ります。
ヨガインストラクター時代、一番幸せな気持ちになれたのは、お客さまがなりたい自分になれたとき。「できないポーズができるようになった」とか「痩せて健康的になった」とか、カラダの変化をうれしそうに話してくださったときは自分のことのようにうれしかったですね。
前髪を切られすぎても、美容室は変えない
ホットヨガは高温多湿な環境でカラダを動かすので、髪への影響を気にされる方もいるかもしれません。実は、きちんと専用のオイルなどでケアすればツヤツヤな髪をキープできるんですよ。というのもホットヨガ教室にいると、髪を蒸しているのと同じ効果があるみたいなんです。それに、カラダを動かして汗をたくさんかくので老廃物が排出され、頭皮環境もよくなります。
ちなみに私は、美容師さんたちが、国家資格を取るために頑張り、美容室に入ってからも練習をたくさんしている勉強家・努力家だと知っています。美容師さんを信頼しているからこそ、美容室の選び方にもこだわりがないんです。「家の近所で通いやすい」とか「街を歩いていてビビッときた」とかそういう理由で決めています。
正直、仕上がりのイメージとカラーが違ったり、前髪を切られすぎたりすることもあります。でも私は「また髪の毛は伸びるし」と思ってあまり気にしません。そして、「いつか私の好みの髪にしてくれる」って信じます。なので、同じ美容室に根気よく通い続けることが多いですね。
オーダーも基本的にお任せ。「会社の規定に収まる範囲のカラーを選んでください」とお願いしたり、「今はどんな髪型が流行っているんですか？」などと聞いたりするくらいですね。
