まずは、美容師としての”基礎体力”をつけること。そうすれば、見える景色が変わってくる。〜レジェンドが語る「成長する20代美容師がやるべき6つのこと」〜 CANAAN 長崎英広
3つ目:環境を変えるタイミングは、土台ができた時
「他にハッピーな島があるんじゃないか?」と環境を安易に変える人がいますが、環境を変えても、自分の立ち位置は変わらないことがほとんどです。これもスポーツ選手を見ていればわかりますが、今いる環境下で自分がどう適応し、どう学ぶべきかを見出し、自分でその環境を作っていく姿勢が大事です。それができなければ、どこに移っても最終的に行き着く所は同じ。環境のせいにせず、今いる場所で学べることを徹底的に学ぶ。そして好きなことを見つけて、それをさらに突き詰めて学んでいく。群を抜いて成功している人は、世代関係なくこれをしています。
環境を変えるタイミングは、すべてやり切って本当のちからを身につけたとき。その上で動いた人は、いい位置に行けているのを感じますね。どうしてもその前に環境を変えたいというなら、変えたあとに三段跳びするくらいの努力が必要でしょう。自分にとって何もかもが合うという最高の環境は、この世界にないんです。先輩や会社に対して100%のリスペクトがあれば、その助言や教育で自分のポテンシャルを100%出せるということもあるかも知れない。でもそんな状況って稀ですよね。だから理想の場所はちからを付けて、自分で見出すんです。
4つ目:仕事で起きること全てを、プラスに捉えよう
会社のあり方や先輩の発言、後輩たちの行動を見ていて、誰もが日々いろいろと感じることがあると思います。イラッとして、頭にくることもあるでしょう。ですが、ものごとは見方を変えれば、すべてプラスになります。夜中にウィッグを切ることや、お気に入りの服にブリーチ剤がついて色が抜けてしまったとしても、それをプラスに考えてみる。
思考のパターンを変えるのは簡単なことではないですが、できるだけ自分のマインドの居場所をいいところに持っていく。ご機嫌の状態をできるだけ保つことで、いろんなことが見えてきます。マインドって大事です。目が変わりますからね。日常のさまざまなことをできるだけプラスに捉えて、マイナス思考を減らしていきましょう。