みつゆ&タカラ秘伝の写真加工術「SNOW」「Meitu」で韓国っぽテイストを加味する裏技とフォトレタッチの心得
韓国テイストを取り入れたスタイリング技術で大人気の長田タカラ（uni）さんとみつゆさん（iki）は、アプリを使った写真加工術もプロ級の腕前！ お二人が手がける加工写真は、「え、どこいじってます？」と聞いてしまうほどナチュラルで、しかも韓国っぽい雰囲気が満載なのです。そこで今回、韓国風写真加工術について教えてもらう企画が実現。実際にどんな風にレタッチをしているのか、写真を見ながらトーク形式で詳しい解説をお届けします！
写真アプリMeitu（メイツ）を使うみつゆさんの加工術
Photo by みつゆ（iki）
タカラ：みつゆさんは何のアプリを使ってるんですか？
みつゆ：僕はずっと「Meitu（メイツ）」です。ちなみにスマホはiPhone 13 Pro Maxを使っています。
タカラ：みつゆさんの鉄板加工術というか、加工する上でのポイントを教えてください。
みつゆ：最近の流れで言うと、韓国トレンドのベースに中国のワンホンを取り入れているところですね。ワンホンの特徴として、鼻はより高くして鼻先もとがらせたりするので、このモデルさんはもともとお顔の目鼻立ちがはっきりしていますが、従来よりシャープな加工を施しています。目元は目頭切開をしたように少し切った感じに見せて、そこをよりナチュラルに見せるために少しだけ目の幅を広げます。ここで広げすぎると「加工しました」と言う古くさい感じになるので、バランスを見ながら絶妙に調整します。
※ワンホン（網紅）…中国人インフルエンサー
タカラ：顔のフェイスラインは触っていますか？
みつゆ：少しだけエラの部分を削っています。ここは削ることが多いですね。ほんの少しタイトにするだけで、全体的な印象がシャープになるので。そうすると、より大人っぽいクールな印象になってワンホンを取り入れた韓国風加工になります。
タカラ：肌の質感はどうしてますか？
みつゆ：以前はテカリがある感じで作っていたんですけど、最近はコスメもマット系が増えてきたので、肌の質感もそっちに寄せて加工しています。ほうれい線やクマは、消す部分と残す部分をバランスを見ながら調整しています。そこは自分なりのこだわりがありますね。
タカラ：頬骨は少し上げてるんですか？
みつゆ：高さはいじってないんですけど、ほうれい線を消してから頬骨の上に白い色を乗せています。そうすると頬が上がったように見えるんですよね。
タカラ：細かい加工されているんですね。どれくらい時間をかけているんですか？
みつゆ：5分くらいでサクッとできますよ。加工するときのお手本は韓国の整形なんです。要するに、顔の黄金バランスを整えるんですよ。そこに自分なりのアレンジを加えれば、いい感じの加工ができると思います。
みつゆさんの加工[How to]
■鼻の加工（写真補正の「リシェイプ」）
「鼻翼」をスマートにして「鼻根」を最大限下げると、目が寄ってクールな印象に。さらに「鼻梁」を細くして、「鼻先」を少しとがらせる。そうすると口元が少し落ちて見えるので、鼻との距離が不自然に離れたと感じたら、唇の位置を少し上げることも（今回は唇の加工はナシ）。
■目の加工（写真補正の「スリム」）
画面いっぱいになるくらい目を拡大して、目頭を少しのばす（目頭切開風に）。そのあと、目幅全体を2回くらい横に伸ばして広げる。
※顎と頬の膨らみも「スリム」で少し伸ばすとスッキリする。耳下から首元にかけても伸ばすと、首が長く見える。
■顔の大きさ（写真補正の「頭」）
顔の大きさを調節するときに使用。AI機能が自然な大きさで自動的に止めてくれる。
■肌の質感（写真補正の「肌色調整」「シワ消し」「ニキビ消し」）
肌を少し白くするために肌色調整で明るくして、「にきび消し」で吹き出物やホクロを取る。ほうれい線やクマを消すのは「シワ消し」で。「クマを薄く」というボタンもあるが、白浮きするので「シワ消し」を愛用。
