Z世代のスター発掘! 25歳で渋谷の次世代サロンのオーナーとなったPELE平野康太さんのセルフブランディングとは?

ピンク系ハイトーンはInstagram、それ以外のカラーはTikTokで使い分け

 

 

ミルクティーベージュのコラージュは、文字が入ったわかりやすい投稿で、普段のInstagramの僕のブランディングからすると異質です。

Instagramのアルゴリズムとして、フォロワーが2000〜3000人の人はハッシュタグで検索した時にTOPに上がってきやすい傾向があります。当時、僕はフォロワー数が2000〜3000人だったので、その効果で集客につながったのだと思います。

 

対して、フォロワー数が伸びるきっかけになった投稿は自分のブランディングであるピンク系のハイトーンでした。自分でも満足のいくカラーに仕上がったので、光の当たり方によって見え方が異なるというのを表現したくて、店内でそれがわかる場所を探して撮影したんです。2トーンのように見えておもしろいですよね。

 

光による色味の違いを表現したスタイル写真

 

Instagramでピンク系のハイトーンやベージュカラーばかりを上げていると必ず「これ以外のカラーもできますか」と聞かれます。もちろん他のカラーもできるのですが、Instagramの世界観を崩したくなかったので、Tik Tokのアカウントの方で、他のカラーもできることをアピールしています。なので、Instagramで僕を知って予約してくださるお客さまはピンク系ハイトーン、Tik Tokで僕を知ってくださったお客さまはそれ以外のハイトーンという傾向がありますね。

 

 

実は本当はSNSが苦手で、1週間くらいサボってしまうこともしょっちゅうなんです。でも、投稿しないと目に見えてエンゲージメントが下がるのでそれにお尻を叩かれてまた3日間くらい1日1〜2投稿して、エンゲージメントが上がったのを確認してまた1週間やらない……の繰り返しなんですよ。

 

高校生・大学生に顧客層を絞り、ハイクオリティなハイトーン技術を提供

 

 

今でも僕のお客さまは高校生や大学生が中心です。K-POPブームということもあり、彼女たちが憧れている艶髪ロングでハイトーンという韓国アイドル風のスタイルを求められることがほとんどです。

ロングのハイトーンの場合、3〜4年分の履歴を考慮しなければいけないので、本当に難しいんです。でも、それが楽しいし、自分にはこれが合っていたんだと思います。だって、楽しくないと続けられないですよ。

これから自分の強みを見つけたいという美容師さんも、「流行っているから」という理由だけで打ち出していこうとすると、難しくて挫折する可能性もあるので、自分の好きなことをやるのが一番だと思います。それで一度でも結果が出たら楽しいし、続けようという気持ちにもなるはずです。

 

 

今、PELEでRYUSEIとともに共同代表を務めていますが、僕個人として目指す美容師像や「自分がこうなりたい」という目標はないんです。あまり目立つことも好きじゃないですし……今も、サロンに行けば友達がいて楽しいから美容師をやっているという感覚です。でも僕、占いが好きで3回くらい占ってもらったことがあるんですが、毎回「美容師が天職」と言われるんですよ(笑)。だから、とにかくこれからも楽しくやっていきたいです。

一方で、PELEというサロンを大きくしていきたいという野望はあるので、その点は注目してもらえると嬉しいです!

 

プロフィール
PELE

オーナー・トップスタイリスト/平野康太

東京都出身。資生堂美容技術専門学校卒業後、都内有名店に勤務。2年間勤務後、RYUSEIさんの誘いでBelezaへ。ブリーチ・デザインカラーに定評があり、スタイリストデビュー後9カ月で指名売上月130万円を達成するなど、早くから活躍。2022年3月、25歳にしてRYUSEIさんとともにPELEの共同オーナーに。

@2525hirano

 

(文/須川奈津江 photo/松林真幸)

 

 

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