【京都発】コロナ禍を突破口に、新たなステージへ飛躍した20代美容師の挑戦――riah代表・福田佑也が語る”白髪ぼかしハイライト“の可能性
SNSでも「白髪ほかし」を発信。やがて26歳で独立

――インスタに投稿して、その反応はどうでした?
反応はすごく良かったです。“白髪ぼかしハイライト”を求めて来店されるお客さまが一気に増えていきました。最初は正解がわからないまま施術していたのですが、お客さまがリピートしてくださるので、「これで合っているんだ」と実感できて。月売上もすぐに200万に達し、このままサロンの営業も続けられることになったんですよ。
当時はまだ”白髪ぼかし“というワードが世の中に浸透していなくて、この施術をSNS発信していたのは、札幌のインフルエンサー美容師さん一人だけだったと記憶しています。その美容師さんが、コロナ明けに”白髪ぼかし”ができる全国の美容師を紹介していて、京都の美容師として僕もリストに入れてくれたんですね。そこからさらにお客さまが増え、最終的に月売上450万まに。お客さまから感謝されますし、仕事にすごくやりがいを感じるようになったのを覚えています。

――そして、2022年12月に独立されましたね。
そうです、26歳のときに。その頃は貯金がほとんどなかったので、実家に戻って1年かけて開業資金を貯めました。その後、20坪の居抜き物件で一人でサロンを開業しました。インスタでは”白髪ぼかしハイライト”を打ち出していましたが、その施術で若いスタッフを集めるのは難しいと思ったので、リクルート活動は別の形で行いました。3年目を迎えた現在は、スタッフは12人に増え、来年の新卒が4名入る予定です。サロンも50坪の広さに拡張移転し、アイラッシュサロンも同じスペースで運営しているんですよ。
出店当初、3つの目標を掲げました。それが「セミナー活動」「カミカリスマ受賞」「月売上500万」です。これらを実現するには5年かかるだろうと思っていたのですが、なんと1年で達成でき、月売上515万までいきました。最初は不安もありましたが、順調に成長できたのはスタッフ一人ひとりの力を信じ、教育とサポートをしっかり行ったからだと思っています。
