Z世代のスター発掘! ミニボブがアイコニックなSLEEPY佐々木京香さんに聞く、イマドキ世代のSNS観

 

 

SNSでの競争がどんどん激しくなっている近年。デジタルネイティブ世代の若手美容師たちは、どんな武器を持って激しい競争の中を勝ち抜いているのでしょうか?

今回は、代官山のサロンSLEEPYのスタイリスト・佐々木京香さんが登場! ボブスタイルやライン感のあるスタイルを得意とする京香さんは、ご自身もボブスタイルがアイコンです。プライベートを織り交ぜたInstagramが魅力的で、フォロワー数は現在5.5万人。どのように取り組んできたかを取材したところ、京香さんならではのSNS観を聞くことができました。

 

美容師を続ける転機になった、現サロン・SLEEPYオーナーとの出会い

 

 

―ではまず、京香さんのプロフィールを教えていただけますか?

 

関西の専門学校を卒業して、新卒のタイミングで上京しました。今年で24歳になったのですが、現在務めているSLEEPYは2社目になります。

でも本当のことを言うと、私、美容師をずっと続けるつもりはなかったんですよ。

 

―え、そうなんですか!?

 

美容学生時代から、「美容師をやりたい!」という気持ちがそれほど強かったわけではなくて。いわゆる会社員というか、編集者やIT系のPC一つでどこでもできる仕事に就くのもいいなぁと考えていたんです。ただ、現実的に考えると、そういった会社に入るには四大卒じゃないと難しいし、美容業界で働き始めてからでも、スタイルブックなど雑誌に近いものは作れるかも、と思って。いずれ自分のやりたいことを叶えるためにも、まずは人間性を磨こうと思い、接客を通して多くの方と携われる美容師になることにしました。

 

新卒で入社したサロンには3年ほどいたのですが、「このままデビューしていいのかな?」と、デビュー前に退職することを決め、もともと考えていた編集の仕事を探し始めたんです。それを仲の良い友人に話したら、「美容師を辞めるって考えをやめてみたら?」と言われたんですよ。その頃はずっと自分の働いていたお店で髪を切っていたので、「たまには違うサロンに行ってみなよ」と紹介されたのがSLEEPYだったんです。

 

 

そのときは、オーナーの内埜(内埜 晃宏さん)にカットしてもらいました。サロン見学のように、「なんで美容師になったんですか?」とかいろいろと質問をして……。オーナーはラフな感じで答えてくれましたが、その中に熱いものがあるのは感じましたし、話しながら仕上げてくれた髪型を見て、「え、美容師ってかっこいい!」と思ったんです。

完成したスタイルは、かなり短い前上がりの黒髪ボブ。鏡に映ったのは、今までに見たことがない自分の姿でした。周りの人の反響もすごくよくて、「美容師ってすごいな」とワクワクしたんです。誰かにそういう気持ちを与えられる職業ってあんまりないな、と身をもって実感して、初めて本気で美容師を続けてみようと思えました。

 

―SLEEPYのオーナーとの出会いが転機になったんですね。

 

本当にそうですね。初めてオーナーに髪を切ってもらったのが2年前の9月で、翌年1月にはこちらに移ってきました。

前のサロンでのカリキュラムはほぼ終わっていたのですが、カットとパーマの技術はSLEEPYで一から学び直し、スタイリストとしてデビューしたのは1年後です。

 

>SNSを頑張った意識は一切なし!? それでも5.5万フォロワーの秘訣とは?

 

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