美容師なら見ておきたい映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド最強のエレガンス』×GRADUATE

(左)大原一晟さん (中)池田充聴さん (右)佐脇光さん

 

映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド最強のエレガンス』が12月28日に日本で公開されます。英国カルチャーのトップに君臨し続けるヴィヴィアン・ウエストウッドに、クリエイティブを刺激される美容師さんも多いはず。今回は、ロンドンでサスーンの技術を磨いた若き美容集団GRADUATEの皆さんにロンドンカルチャーについて、ヴィヴィアン・ウエストウッドについて、そして映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド最強のエレガンス』について語っていただきました。

 


 

英国エリザベス女王から<デイム>の称号を与えられた世界的ファッションデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド。秘蔵映像とともに語られるのは、音楽史を変えたパンクムーブメントを生み出すまでの秘話、デザイナーとしての躍進と挫折、無一文からの再出発。世界的成功までの知られざる道のりが、人生を謳歌するヒントが詰まった名言を織り交ぜながら披露される。また、2度の離婚と25歳年下の講師に渡るパートナーとの関係も家族の証言で明かされる。数々の伝説をもつヴィヴィアン・ウエストウッドの裏側に迫るドキュメンタリー。

 


 

―GRADUATEの皆さんは、皆さん渡英経験があるということなのですが、イギリスのファッションやカルチャーについては、どのような印象がありますか?

 

 

大原「ファッショナブルな人が多いかというと、そんな感じではないですね。Tシャツにデニムみたいな人がほとんど。おしゃれな街に行くと、人それぞれ着たい服を着て自己表現しているのを感じます。すごく派手な人もいますが、どんな格好をしていても、イギリスの人はそれを受け入れてくれているように思います。例えば、日本だと「なにその服? 派手すぎるよ」とか言われるような格好でもイギリスなら「その服いいね、それ似合うのは君しかいないよ」って言ってもらえる。それも知らない人に街中で言われることもある(笑)。トレンドなどを意識せずに、個性を出すための道具として着たい服を着ている感じでしたね」

 

―映画をご覧になって、印象に残ったシーンはありますか?

 

 

大原「どんなファッションでも個性を認めてくれる国という印象があったので、ヴィヴィアンがテレビに出演して、自分の作った服を披露したときに、司会者や視聴者に笑いものにされていたときには驚きました。イギリスも個性を出してやろうとしていたことを潰すような感じの時代もあったのかなって」

 

池田「僕はヴィヴィアン・ウエストウッドが石井曜子先生(サスーンスクールシップグローバルコーディネーター&美容教育コンサルタント/池田さんをGRADUATEのトップに抜擢)と重なりました。ヴィヴィアンは夫のアンドレアスとともにデザインの仕事をやっていますが、一つのことを一緒にやる人がいるというのは、僕と曜子先生も同じだな、と。僕からすると、ヴィヴィアンは強い女性というイメージがあったので、デザインは全部一人で手がけているものと思っていたのですが、パートナーと一緒に続けることで、ヴィヴィアン・ウエストウッドというブランドが愛され続けているのかもしれないと思いました。

あとは、映画の序盤、ショーに出すためのコレクションを見て『こんなクソみたいな服じゃショーに出れない』と言ったところ。最初は周りのスタッフに詰め寄るんだけど、最終的にはポツリと『My fault(わたしのせい)』って言うんですよ。出来上がったものの仕上がりを人のせいにするのではなく、『こんなことになってしまったのは私のせい』と言える、人の上に立つべき人としての気概を見られたのはよかったですね」

 

 

佐脇「僕は最初と最後のインタビューシーンが印象的でした。取り繕った発言がぜんぜんなくて、自分自身をさらけ出しているという感じ。そういうはっきりとしたメッセージを発信できるというのが、成功した秘訣なのかな。だから、僕も彼女を見習ってしっかり自分を出していかないと、と思いました」

 

 

>77歳までクリエイティブをつらぬくヴィヴィアンに美容師として思うこと

 

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