憧れバイアスには要注意！ プロデュース商品が全く使えなかった話 （30歳／男性）

憧れている美容師の講習会に行ったときの話です。その美容師は、僕が今まで見たことのない、特徴的なシザーを使用していました。

そのシザーについて質問すると「枝毛にならない上に、スライドカットやドライカットも全く引っかからないから、お客さまの負担ゼロで快適な施術ができる」と教わりました。理由に感激した僕は、その場で注文して帰りました。

届いてから使ってみたのですが、僕には、まあ使いづらい。15万もしたのに全然切れないし、引っかからないと言っていたけど引っかかるし、シザーの構造上ちょっと落としたりぶつけたりしただけで刃と刃が欠けてしまい、全く使えなくなってしまいました。急いで研師を呼んだら、こんなハサミは研いだことがないと断られ、そのシザー専門の研師に頼まないとダメとのこと。しかも研ぐのが難しいので料金も普通のハサミの1.5倍⋯。結局、面倒になって使わなくなってしまいました。

いくら憧れている美容師とはいえ、施術スタイルや使う道具の相性は人によって違うもの…。自分に合うものかも確かめずに短絡的に買い物をしてしまったことを反省しつつ、高い勉強代だったな…と後悔しています。

やっぱり餅は餅屋！ 待ち時間にできる新提案の需要がなさすぎて…（35歳／女性）

自分の店で客単価を上げるにはどうしたらよいか考えていて、自動のネイルプリンターの導入を思いつきました。1回機械さえ買ってしまえばあとは席の前に置いておくだけで待ち時間にネイルができるので、オシャレなお客さまに需要があると思ったんです。

1台10万円近くするものを買ったのですが、インクカートリッジなどの材料費が都度かかることを全く計算していませんでした…。

需要があればそれもペイできると思ってしばらく続けてみたものの、みんな1回はやっても、リピートはしなかったんです。その後も需要が伸びず、今では店でホコリをかぶり置物になってしまっています。やっぱりネイルはちゃんとネイリストさんにやってもらいたい人が多いみたいですね…失敗しました。

＞安いものにはワケがある!? 節約したつもりが結果的に損してしまった話