【実話】怪奇な和紙に包まれた毛束の謎…現役美容師が体験した怖い話10選!

カップルでの来店かと思いきや…。店舗前から消えた女性の正体(25歳/女性)

 

ある日、男女2名で新規来店されたお客さまがいました。「あれ、今日はカップルでの予約はなかったはずだけど…」と思いつつ「2名様でしょうか?」と声をかけると、女性の前に立つ男性に「1人ですけど…?」と言われてしまいました。勝手にカップルだと思い込んでしまったことが恥ずかしくなり、「失礼しました!」と慌てて謝罪。女性のお客さまには「順番にご案内しますね!」と声をかけてから、男性のお客さまを待合のお席にご案内しました。その男性にカルテを書いてもらい、お待たせしている女性をご案内しようとフロントの方を振り返ると、その人はもういませんでした。

 

「急いでいたにしても、無言で帰らなくてもいいのに⋯」と悲しくなり、近くにいたスタイリストに「1人帰っちゃいましたよ〜。ひと言声をかけてくれればいいのに!」と愚痴りました。すると「え、 何言ってんの? 男性1人しかいなかったじゃん」という返答が。

 

 

怖くなって「えっ、男性の後ろにもう1人いたじゃないですか〜!見えてなかったんですか? もしかして私だけ見えてたみたいなやつですかね?」と笑って冗談っぽく言ってみましたが、それを聞いたスタイリストは真顔。「2人に見えて、実は1人は幽霊だった」っていう話、聞いたことはあったけれど、まさか自分が当事者になるなんて…。あの女性が幽霊ではなく、せっかちすぎて帰ってしまった人間のお客さまであることを祈ります。

 

 

お客さまのシャンプー中、ブースに響いた不可解なささやき声(30歳/女性)

 

私の店舗は、シャンプーブースがフロアと分かれた半個室の空間になっており、照明も暗めです。シャンプー台は2台のみ。奥と手前に1台ずつ設置されています。

 

ある日、その手前側の台にお客さまをご案内してシャンプーをしていたときのこと。突然、ささやくような小声で「ずっとここにいさせて」と聞こえてきました。てっきりシャンプーの技術に喜んでくれたお客さまの言葉だと思い、「え、本当ですか?」と笑って返すと、「はい? なんですか?」と言われてしまいました。

 

お客さまと会話が噛み合わないので「今、『ずっとここにいさせて』って言いませんでした?」と聞くと「えっ、 私も聞こえたんですけど、 向こうのお客さんが言ったんじゃないんですか…!?」と。でも、隣のシャンプー台には誰もいません。私とそのお客さましかいないシャンプーブースで2人に聞こえているので、幻聴ということもありえません。

 

2人でしばらく沈黙し、急いでシャンプーを終わらせてその場を離れました。閉店後にスタッフに話してみても、からかわれるだけで真剣に聞いてもらえませんでした。あの声はなんだったのか、今でも不思議です…。

 

>奇妙な和紙に包まれた謎の毛束…それを見た後輩が予想外の行動に!

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング