【実話】怪奇な和紙に包まれた毛束の謎…現役美容師が体験した怖い話10選!

「呪われてなければいいけど⋯」不気味な和紙に包まれた毛束(30歳/男性)

 

ある日、お客さまをお見送りしてフロントに次の予約を確認しに行くと、レセプションのスタッフが「レジ横にあったんですけど、これ誰の毛ですかね?」と聞いてきました。


「レジ横? どれ?」と言いながら目をやると、丸まった長い髪が和紙で丁寧に包まれていました。スタッフに確認してみるも、みんな知らないと言うので誰のものか見当もつきません。気になって折り畳まれた和紙をそっとめくってみると、その内側には朱色の筆文字で、なにやら訳のわからない呪文のようなものが書いてありました。それを見たスタッフたちは、怖さのあまりパニック状態に。「まさかお客さまが置いて帰ったんじゃないよね?」「いや、これはどう見ても怨念が込められているんじゃ…?」とどんどん不穏な空気に包まれていきました。


そんな中、新卒の後輩が誰も近づかなくなった和紙と毛束をひょいと手に取り、「こんなもん捨てりゃいいんすよ」と一言。そのままゴミ箱に捨ててしまったのです。怖いもの知らずにもほどがある行動に、近くにいた僕とスタッフはみんな驚愕。あいつ、呪われてなければいいけど⋯。

 

 

 

勝手に開かれたシザーケース。残された“小さな異変”に鳥肌…(44歳/女性)

 

私は肩からかけるタイプや腰に巻きつけるタイプのシザーケースではなく、ワゴン上に広げて使う置き型のロールシザーケースを使っています。ある日出勤すると、引き出しにしまっていたはずのそのシザーケースが、ワゴン上に開いた状態で置かれていました。

 

美容師ならわかると思うのですが、美容師は基本的に人のシザーケースを勝手に触ったり、ましてや使ったりなどしません。一応スタッフに確認しましたが、誰も触っていないとのこと。後輩には「ちゃんと片付けて帰らなかったんじゃないですか? もういい歳だからボケちゃったんですか?」とからかわれました。でも、私は潔癖で几帳面な性格なので、布のシザーケースを開きっぱなしで帰るなんてありえないのです。

 

仕方なく何かの間違いだと思い込むようにして片付けのためにケースを折り畳むと、小さな手形の跡がついていることに気づき、鳥肌がたちました。それは濡れた手で触ったような手形で、子どもの手くらいの大きさでした。少し前に誰かが触ったのではないかと思ったのですが、店舗の鍵を開けて最初に出勤したのは私で、その後に他のスタッフが近づいている様子もありませんでした。あれは子どもの幽霊のいたずらだったのでしょうか…。

 

>「今、聞こえましたよね…?」ドライヤー中に聞こえた不可解な声の正体は…?

 

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