誰でも美容師になれる国!? 「ジャカルタ」で感じた海外展開の難しさ― Lond代表取締役小林瑞歩さん

2019.03.01

 

専門学校時代の同級生6人で立ち上げた美容室「Lond」は、2017年10月に初となる海外店舗をインドネシアのジャカルタにオープンさせました。その名も「Lond Tokyo」。日本人をターゲットにした美容室の海外展開を担ったのは、代表の一人である小林瑞歩(こばやし みずほ)さんです。

 

小林さんは、現在はジャカルタに在住し、サロンワークをしながら、次の店舗展開を着実に進めています。今回は、Londの海外展開を牽引する小林さんに、Lond Tokyo出店までの道のり、そして現在現地で感じている海外展開の難しさを語っていただきました。

 

ジャカルタを選んだ理由は、日本人向け美容室のニーズがあり、4ヵ月で出店できたから

 

Lond Tokyoが入るグナワルマンの施設。

 

海外出店は、2016年ごろから考えていました。きっかけは、会議での代表たちとの会話。大きな狙いや目的はありませんでしたが「海外に出店自体できたらすごいことだろうし、おもしろそう」という話になったんです。それで2017年の頭からシンガポールやフィリピンなど海外へ視察に行くようになりました。

 

ジャカルタに出店を決めた理由は二つあります。一つは、ジャカルタで『ciel sowal(シエルソワル)』という美容室を経営する友人の後藤和也くんがジャカルタ出店に協力してくれたこと。海外出店に関して僕たちは素人ですから、経験者が出店を一緒に進めてくれる心強さがあったし、出店までのスピードも桁違いに早くなったんです。

 

実は海外の視察に行きはじめたころ、「フィリピンがいいんじゃないか」という話がありました。しかし現地の関係者の返事が遅く、ズルズルと半年が経ってしまったんです。それからは、「海外では出店まで時間がかかるのが普通なのだろうか。いつになったら出店ができるんだ」という思いがあり、代表6人の中で出店までのスピード感が大事な要素になっていたんです。

 

2017年の6月にジャカルタ視察へ行った際、後藤くんに「仮にジャカルタに出店できたら、いつぐらいに出せるの?」と聞いたら、「4ヵ月後の10月ぐらいですかね」と返ってきました。それほど早く出店できるのなら、「ジャカルタにしよう」となったんです。

 

そして、二つ目の理由は、インドネシアは日本人の数に対して、日本人をターゲットにした美容室が少なかったこと。首都であるジャカルタには、約1万6千人の日本人がいると言われています。しかもこの数は、日本大使館に届けを出していない人数は含まれていません。届け出は任意なので、この数より日本人が多い可能性もあります。日本人の数に対して、供給のバランスが合ってないことにチャンスを感じました。

 

6月にジャカルタを視察し、10月にオープンすることが決まったときは、ワクワクしました。ただ、「8月には現地にきてくれ」って後藤くんに言われて、急遽2ヵ月後にはジャカルタに住むことになり、「妻に何て説明して納得してもらおう」って悩みながら帰ってきました(笑)。

 

>いざジャカルタへ! しかし、現地に着いてからはトラブルの連続?

 

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