スタッフ平均年齢24歳、スタイリスト平均年収1400万円以上! COAのその“異常値”は、偶然ではなかった。
サロンの外にも広がる価値創出

正直に言うと、サロン事業だけで高収入を安定して続けるのは難しいと思っています。だからCOAでは、プロダクト開発や教育事業にも早い段階から取り組んできました。
薬剤や商材は、自社開発を含めて進めています。自社開発だからこそ原価にコストを割いても利益率は下がらないので、サロン側では無理に材料費を削らなくていい。その分、人件費にしっかり還元できる構造をつくっています。

教育に関しても、「人が教え続ける」ことを前提にしていません。技術や考え方はすべて資料化・データ化し、誰が見ても同じ水準で学べる仕組みにしている。これによって、育成の質がブレにくくなり、教える側の負担も減ります。
サロン事業とそれ以外の事業は、役割を明確に分けています。サロンは「美容師が価値を発揮する場所」。それ以外は「サロンを支え、安定させる場所」。だから無理がないし、長く続けられるというわけです。
美容師の価値を最大化し続けることが、結果として数字になる

時代が変わっても、僕が一番大事にしていることは変わりません。それは、「美容師の価値をどうやって最大化するか」ということ。
環境を整え、無理をさせず、力を発揮できる状態をつくる。そうすれば信頼が積み重なり、結果として数字はついてくる。
スタッフ平均年齢24歳、スタイリスト平均年収1400万円以上という数字で驚かれることが多いですが、これはただの数字であってゴールではありません。美容師の価値を最大化し続けた、その結果にすぎない。まだまだ途中経過です。これからも、環境を整え、無理をさせず、力を発揮できる状態をつくる。僕はこの順番だけは、絶対に間違えないと決めています。

- プロフィール
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COA
CEO 青木大地
香川県出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。アシスタント時代から月150万を売り上げ、デビュー後は600万プレイヤーに。艶髪のプロフェッショナルとして、メディアから注目を集める。その後、フリーランス期間を経て2021年10月、共同代表の小西恭平氏と共に銀座に『COA』を立ち上げる。オリジナル商品の開発責任者としても活躍中。現在はサロン経営に加え、プロダクト開発・教育設計を通じて、美容師の価値を最大化する仕組みづくりに取り組んでいる。
Instagram:@daichiaoki99coa
(文/外山武史 撮影/菊池麻美)