アイデザイナー高山直子を作り上げたのは、大きな挫折だった。【前編】

 

アイラッシュサロンを5店舗経営、またインフルエンサーとして多くの女性から絶大な支持を得ている高山直子さん。

QJナビデイリー編集部では2014年若手オーナーとして注目を集める高山さんに取材を敢行(記事はこちらから)。そして4年後の2018年。女性として魅力を増し続ける高山さんに改めて取材をさせてもらいました。

 

前編では、改めて高山さんがアイラッシュデザイナーを目指した理由や、昨今のアイラッシュサロンへの警鐘など、たくさんのことを語っていただきました。

 


 

「今でも美容師になれるならなりたい」美容師時代の挫折

 

 

多くの女性から憧れの羨望を向けられる高山直子さん。

しかし、華やかなメディアの露出だけではなく、アイラッシュサロンのオーナーとして5店舗を運営し、しかも高山さん自身もプレイヤーとして活動している。

 

「モデルをやらせてもらっていたとき、  裏方さん…スタイリストさんやヘアメイクさんのお仕事が気になって気になってしょうがなかったんです。ヘアメイクさんとか美容師さんの手元をずーっと見ていたほど(笑)。美容師さんってかっこいいな、って思っていたので、自然と美容師の道へ進みました」

 

しかし、一年弱で体調を崩し、泣く泣く美容業界を離れることになる。

 

「覚悟を持って美容師をはじめたので、自分でも頑張っていたと思います。同期はすぐに辞めてしまい、自分しかいなくなってしまったので、毎日が一生懸命でした。

今は労働環境が整っていないサロンはどんどん淘汰されていますが、当時はまだまだ多くて、私がいたサロンもそうだったんです。

そうしたらある日倒れちゃって、辞めざるを得なかった。あの挫折は今でも忘れられません。ずっと夢だったことを体調のせいでできなくなるなんて。いまだに思い出すと悔しいし、美容師に戻れるなら今すぐにでも戻りたいんです」

 

体調を回復させた後、モデル活動を再開したが、やはり美容業界への想いが忘れられなかったと言います。

 

「モデルをしているとき、『私、このままでいいのかな!?』と思ったんです。やり遂げられなかったことをやり直したい、と思って、覚悟を新たに美容業界に戻る決心をしました」

 

インタビュー中に『覚悟』というキーワードがよく聞かれる。ふわふわっとかわいい印象の高山さんからはちょっと意外です、と伝えると、

 

「学生時代からなんとなくやる、が全く向いていないんですよね。必ず目標を持って何事にも取り組むんです。自分でもやると決めたときの集中力がすごいと感じています」

 

アイラッシュサロンで働きはじめて2日で「独立」を決心!

 

 

美容師免許を活かせる美容の仕事を、と探したときに、今は定番技術だが、当時新しい美容法として話題だった『マツエク(アイラッシュ)』に興味を持ちはじめる。

25歳でアイラッシュサロンの門を叩き、開始2日で『この仕事で独立する』、というひらめきがあったという。

 

「なんでひらめいたのかと言われると、若さとしか言えないんですが(笑)。

アイデザイナーの仕事には、美容師とは違ったやりがいを感じられました。お客さまと密接に1対1で向き合うところ、また、アイラッシュはお客さまに目を閉じていただくので工程が見えませんよね。お客さまが目を開けたときの反応が全てなんです。

『わぁすごい!』と喜んでもらえた  ときは『ヨシッ!』と心の中でガッツポーズをしてしまうほど、私も嬉しいんです」

 

そうしてアイデザイナーとして奮闘していると、縁があった会社から声がかかり、働きはじめて1年、26歳の若さでお店のオーナーに。

 

「最初はじめたときは、『やっぱり、渋谷かな〜』くらいのノリだったんです。エリアの特性も分からなくて(笑)」

 

>高山さんが見るアイデザイナーの未来

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