日本の美容業界は鎖国状態を解くべし!? 中国に学ぶ美容師の姿勢とは?「NOBU’S KITCHEN」Vol.11ゲストLIM統括ディレクター/カンタロウさん【前編】

2019.09.05

 

毎回、NOBUさんが気になる人をゲストにお呼びし、NOBUさんの自宅(!?)でNOBUさんの手料理を食べながらざっくばらんに美容業界について語り明かしていただきます。11回目は関西のトレンドサロンを代表するLIMから、統括ディレクターとして世界中を飛び回っているカンタロウさんにお越しいただきました。

 

カンタロウさんとNOBUさんの出会いは昨年のパリで開催されたロレアルのヘアショーということでしたが、実は関西出身ということもあり、共通の知人も多いお二人。

 

前編では世界で活躍するカンタロウさんとNOBUさんに、主に中国でのセミナーや美容業界事情について話していただきました。

 

※本文中の敬称は省略しています。

 


 

日本は鎖国状態!? 若手には勢いのある国の美容業界を見に行ってほしい

 

 

NOBU:今日は、海外でも活躍されるカンタロウさんをイメージして、寿司・天ぷら・すき焼きという代表的な日本食にひと味加えたメニューをご用意しました!

 

カンタロウ:うわー! 米を食べるの1ヶ月ぶりだよ。いただきます!

 

 

カンタロウ:今NOBUくんも言ってくれたように、今日はNOBUくんが海外での仕事について、どんな風に考えているか聞きたくて。この前僕は上海に行ってたんだけど、NOBUくんは上海によく行く?

 

NOBU:半年に一度くらい行っている感じですかね。進んでいますよね。美容師自体は300万人くらいいるし。

 

カンタロウ:日本の10倍だもんね。

 

目が飛び出そうなほど 美味しいNOBUさんのお寿司

 

NOBU:中国をはじめ、海外に行くと、日本は鎖国状態なのかなって感じることはあります。僕はカンタロウさんと違って働いたことはないので、あくまでセミナーの反応とかを見てですけど。

日本の技術は認められていますし、海外のかたからは、「日本人の技術は細かくてうまい」と言われるかもしれませんが、それは“日本人”というより“個人”の特性ですよね。日本人だからやっていけるだろうとタカをくくって海外に行っても、誰もが活躍できるわけではないし、やっぱり頭打ちになってしまう。

 

 

カンタロウ:日本人は、もちろんプライドもあるけど、うっかりしていると抜かれていくことの怖さをまだ知らない感じがするよね。例えば、日本人が中国にセミナーに行くと、自分たちしか見られていないと思っているけど、実は彼らは他のアジアの国やヨーロッパ、アメリカなど世界中の技術を学んでいる。僕ら日本人よりも早く取り入れているものが、実はたくさんある。

 

NOBU:キャッシュレスもそうですよね。メディアが「中国は適当」とか言いすぎているだけなんですよ。

 

カンタロウ:うんうん、誤解しているよね。もう4、5年くらいしたら、足並みだって揃ってきますよ。

キャッシュレスといえば、上海は交通違反の罰金もWeChat(※中国のメッセンジャーアプリ)で払うんだよ。履歴が残るし、不正ができないからどんどんクリーンになっていってるよね。

 

 

NOBU:遅刻の罰金も、勝手に引き落としされるって噂もあります(笑)。

そういう意味では、勢いのある国というのを、僕らだけじゃなくて、こいつら二人(※)をはじめとする若い人にも見てもらいたいですよね。彼らには発信できる技術があるから、そういうお話があれば、早いうちに行ってみてほしい。そのときは、「教えてあげる」とかじゃなくて、「見に行く」という気持ちで行った方がいい。日本人って、「教えてあげる」と思うと頭打ちになるんですよ。

 

 

※この日は、カンタロウさんの大ファンだというALBUM原宿店の店長・桑原大貴(くわばら たいき)さん<写真左>と、副店長・衣川光(きぬがわ ひかる)さん<写真右>も駆けつけてくれました。

 

――海外と接点をもつことにより見えてくる、日本のよさと悪さというのがあるんですね。

 

カンタロウ:とはいえ、日本はサービス精神やお客さまに尽くすという意味では、世界のどこへ行っても、まだまだアドバンテージに立てると思う。僕はヨーロッパも行くし、シンガポールとかも行くけど、絶対それだけは負けてはいない。

 

 

中国もサービスよくなっているんだけど、やっぱり「教育されて、そうなっている感じ」が強いから、いい接客されてもどうしてもマニュアルっぽさを感じてしまう。ただ、時間が経てば心からのもてなしといのも、絶対できるようになるよ。

 

>中国セミナーでは、「先生は本気なんだ!」という姿勢を見せるのが大事

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