衝撃のインド。死者の街バラナシで出会った人々-旅人美容師の世界一周の旅コラムvol.3インド編

2015.02.12

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「世界一周をしながら、1,000人カットする! 」

そんな夢を抱きながら旅する美容師、桑原淳(くわばらじゅん)さんの連載がスタート! 毎月ひとつの国を取り上げ、美容師目線で見たその国の文化や情勢、住む人の特徴や髪質、実際にカットしてみたエピソードなどを紹介します。

 

>vol.01カンボジア編はこちらから

>vol.2タイ編はこちらから

 


 

こんにちは。旅人美容師の桑原淳です。

 

僕は現在、 “さまざまな国を周って1,000人カットする”という夢を掲げ、世界を旅しています。

この度、好きな美容師をしながら、「ハサミ」一本でいろんな人に出会い、経験をしたことを、僕なりの解釈で紹介させていただきます。

 

今回はいろんな衝撃を受けたインド共和国(通称インド)について書きたいと思います。

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インドは南アジアに位置し、人口が12億1000万人と世界第2位の大国。

歴史はとても古く、紀元前2500年頃のインダス文明から始まり、仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教などの発祥地でもあります。100年近くイギリスに植民地として支配されていた歴史を持ち、1947年に独立を果たしたので意外と今のインドは新しいということになりますね。

 

インドと聞いて思い浮かべるイメージと言えばなんでしょうか? 最初に思い浮かぶのがやっぱり“カレー”ですよね。インド人は年中無休でカレーを食べているのではないか? こんな疑問は誰でも持ったことがあるかもしれません。 これはある意味正解で、ある意味不正解。

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日本でカレーといえば”カレーライス”であり、メインのメニューになりますよね。 インドの場合はスープも、野菜炒めも、漬物も、肉も、パンも、お菓子も、ソースも”カレー味”です(笑)もちろんすべてではないですが、いろんなスパイスを混ぜて作っているのでカレー味になってしまうのだと思います。日本のなんにでも醤油をかける文化と似ているかもしれません。

 

そのなかでも“ターリー”というのがレストランで食べられる一般的なご飯で、何種類かのカレーがついた定食みたいなものです。値段や味は店によりかなり変わり、安いと100円くらいで食べることができます。それからおかわりが自由なので、お腹が空いている人には最高の定食です。またインド人はみんな手で食べているというイメージがあると思いますが、ターリーのスープなどは熱いし、手だと食べにくいのでみんな普通にスプーンを使っていました(笑)

 

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カレーの他にもインドのイメージというと「危ない、騙される、お腹を壊す、 汚ない、 貧しい…」あげてみるといいイメージがあまりないように思います。人により感じ方はさまざまだと思いますが、インドに行った日本人旅行者はたいてい「汚かった、お腹を壊した、騙された」などと言います。実際に行ったことがなくて、それらの噂を聞いてしまった人にとってインドは脅威の国となり、そこに行くこと自体がとんでもない大冒険かのように思えてしまうようになります。

 

ホントのところはどうなんでしょうか?

 

日本では、インドの悪評判が少し誇張されて語られていることも多いように感じることがあります。僕の場合は、行ってみたら意外といい印象をうけ、楽しいできごとのほうが多かったです。ただ、こんなにも大きな国とたくさんの人々を一言でまとめるほうが難しいと思いますので、やはり僕の意見も偏ったものになってしまうかもしれません。

 

今回、僕は8月〜9月にインド北部を訪れました。

 

中でも特に長く滞在したのはヒンドゥー教最大の聖地“バラナシ”という街です。

 

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聖なるガンジス川の周りに広がるバラナシにはインド各地から巡礼者や遺体があつまってきます。

 

ヒンドゥー教の教えにより”人々は生まれ変わる度に苦しみに耐えねばならない”とあるそうですがバラナシのガンジス川の近くで死んだ者は、その輪廻から解脱できると考えられているそうです。なので多い日は100体近い遺体が金銀の布にくるまれ各地から運び込まれ、ガンジス川の前の「ガート」と呼ばれる場所で火葬され、そして川に流されていきます。

 

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また、インド中からこの地に死を待つために集まってくるそうです。このことからバラナシは“死者の街”とも呼ばれます。

 その不思議な宗教都市バラナシで、髪を切ったことをきっかけに出会った人々、たくさん話したこと、そして感じたことを書いていこうと思います。

 

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