内田聡一郎のsoucutsラジオ vol.14 「好きなことをやってる人の話はビジネス本の100倍面白い」  

ビジネス度外視で「好きだからやってんだ」って感じがいい

 

もちろん、彼らもビジネスとのバランスも取ってるんだろうけど、話を聞いているとビジネス度外視で、「好きだからやってんだ」みたいな感じがバシバシ伝わってくる。それがめっちゃ気持ちいいですよ。そういう人の一言一言が、今の自分に染みわたる感じがするんですよね。

 

これを美容の話に置き換えたときに考えたんですけど、最近は「どうしたらうまくいくか」みたいなことを優先しがちになっていたなと思っていて。いわゆるビジネスライクな感じで、もう超つまんねぇ事になってるなって感じたんですよね。

 

もちろんビジネスをスケールする立場にいるのが社長だと思うし、オーナーの立場なんだけど、それを最優先させるだけになってしまった瞬間に、つまらない大人になるなと思ったんです。

 

普段からビジネス本などもたくさん読んでるし、どこか頭でっかちになっている部分もあったなと。俺は本当にこんな感じの大人になりたかったのかなとか、番組のトーク内で繰り広げられるコメントのやりとりを見ていて感じたんですよね。

 

美容以外の余白を持っている大人でありたい

 

美容師に置き換えて考えてみても、美容以外の余白の部分というか、そういう何かを持っている人の人間性に惹きつけられるなと思っていて。カットが上手いとかそういうのと違うベクトル、例えば人間力で売れている人もいるんですよね。

 

余白を持っている人は、音楽もそうだし、映画やファッション、政治でもなんでも吸収する力があるし、何よりそれを楽しんでいるよね。だからアウトプットの質がすごいし、雑談力がある。言葉のチョイス、熱量、リズムが人を惹きつける。

 

そういうおもしろい人になるために、好きなことにナチュラルに向き合って、ビジネス度外視で「好きだからやってるんだよ」「楽しいからOKでしょ」みたいな気持ちになることも大事なんじゃないかなと。

 

Licaxxxにしてもハマ・オカモトにしても自然体だから、音楽好きのバイブスみたいなものがものすごく伝わってくる。僕はすごくビジネスハックになりがちなんだけど、もうちょっと気軽にね、やっていきたいなと思った次第です。

 

そういうところから、自分の人間力が上がるケースもあると思うので、みなさんもぜひアンテナ立てて、日々過ごしてみるといいんじゃないかなというお話でした。

 

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※このラジオは2020年2月に放送されたものです。

 

プロフィール
LECO 代表
内田聡一郎(うちだそういちろう)

2003年より原宿のサロンでトップディレクターとしてサロンワークをはじめ、一般誌、業界誌、セミナー、ヘアショー、著名人のヘアメイク、商品開発など様々な分野で活躍。2018年 渋谷にLECOをオープン、2020年 セカンドブランドQUQUを2021年LECO öbenオープン。代表として今後一層の活躍が期待されている。著書「自分の見つけ方」(2013年)、「内田流+αカット」(2017年)、「内田本」(2018年)を発売。また、シザーやシザーケースなどのオリジナルプロダクトも発売中。
2019年12月から若手美容師にエールを送るsoucutsラジオを始動。

 

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