時代の先端と同化できない美容師は売れないですよ -Of HAIR代表 古里オサムさんの習慣 前編-

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「美容師の百科事典」と言われる究極のバイブル『伝 -DEN- ZONE CONSCIOUS』の著者であり、「お客さまの未知なるキレイを引き出す」というコンセプトで展開するヘアサロン「Of HAIR」の代表を務める古里オサムさん。今回はそんな美容業界のレジェンドの習慣に迫りました。

 


 

本厚木から六本木まで約2時間の人間ウォッチング

 

美容師さんに限らず、人にとって一番大切なのは「時間」だと思っています。みんな平等に1日24時間が与えられているんだけど、どう過ごすかで2倍も3倍も効果が違うから、使い方がすごく大事ですよね。

 

僕は二十歳そこそこのころ、本厚木近辺にあった自宅から、六本木のお店まで2時間以上かけて通っていました。ただ移動するだけの2時間はもったいないですよね。その時間をどうにかして自分の成長につなげるために使いたくて、「人間ウォッチング」をするようになったんです。

 

小田急線、千代田線、日比谷線と乗り継いでいたから、「この路線の人はイマイチだな」とか「霞が関と六本木ではこんなに人が違うんだな」とか、人や季節の変化を感じ取ることができたんですよ。今も「あの髪型はセンスがいい」とか「あの髪型は真似しちゃいけない」とか、意識して乗客を見ていますよ。人を見る以外だと、つり革広告に出ている見出しっていうのも、その時代を表す意味のある情報だと思います。

 

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忙しくて勉強する時間がないっていう美容師さんもいると思うけど、時間の使いようによってはたくさんの学びを得られるんですよ。通勤時間だけじゃなく、飲み会でもそうだし、ゴルフをしているときも、意識して過ごせば2倍、3倍の意味のある時間を過ごすことができます。食事しながらスタッフのケアをしたり、ゴルフでお客さんと親睦を深めながら体力づくりをしたり、過ごし方次第で時間の意味合いが全く変わりますよね。

 

>人間ウォッチングをしている理由

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