美容師21年目。もっと上手くなりたい。もっと深く知りたい。―MAGNOLiA DAISUKEさんの習慣―

音楽を入り口に、好きな世界を深掘りする

 

 

20代の頃は、美容師としてなんとか自分の色を出したいと思い、葛藤していた時期でした。そんな時、あるレジェンド美容師の方が「いい作品かどうかは音楽が流れているかどうかだ」と言っているのを聞いたんです。その方の作品がすごく好きでしたし、美容師になったからにはかっこいいデザインを作れるようになりたいと思っていたので、単純に、「よし、じゃぁ音楽を聴こう!」と思いました。

 

美容の先人たちが聴いている音楽は、それまで自分が聴いてこなかった、洋楽。もともとバンドは組んでいましたが、ビートルズもピストルズも通ってこなかった僕にはとても新鮮でした。その中で、自分がイメージしやすいジャンルってなんだろうと考えた時にでてきたのが、パンクやロック。本当に単純なんですが、パンクやロックはこんな感じっていうイメージがしやすかった。なんかツンツンしてる感じとか(笑)。

 

 

最初はそんな感じで勉強のように聴き始めたのですが、そこからどんどん好きになっていって、音楽をきっかけに、その背景にあるファッションやカルチャーにも興味が広がっていきました。特にヴィンテージのファッションや、レコードとか古いものにハマって。

 

レコードって音が違うって言いますけど、本当に違うんですよ。通っていたヴィンテージショップで、いつもと音が違うなと思ったら、店主がレコードに変えていて。それが結構衝撃で、そこから中古のレコード屋さんに行って、プレイヤーを揃えて、少しずつ集めるようになりました。

 

 

今はジャンルとしてはゴシックが好きです。スージー・アンド・ザ・バンシーズとかバウハウスとか、1970〜80年代のイギリスの音楽ですね。広く浅くたくさんのことを知っているのも素敵だとは思うんですけど、これだけは誰にも負けないっていうものがあることに憧れるんですよね。

 

 

音楽やカルチャーを掘り下げていくと、それが美容のデザインにもつながってきました。例えば、1970年代のロックをテーマに撮影するときも、その年代に実際にあったものを知っているからこそ、現代のものと組み合わせたときに「これは合う」「これはあえて外したほうが面白い」と考えられる。 ただ当時のものをそのまま取り入れるのではなく、背景を知ったうえで、どう今の空気とマッチさせるか考えるんです。そうやって深掘っていくと、デザインの楽しみ方もどんどん広がっていくんですよね。

 

>手間をかけて、感覚を磨く

 

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