「攻めナチュラル」の匠、榎本洋介がハマる「空間づくり」の世界 -toiro. 榎本 洋介の習慣 前編-

あえて自分の髪を違うサロンの人に切ってもらう理由

 

 

また最近はあえて自分のサロン以外で髪を切るようにしています。他のサロンを知るためには自分がその場所に足を運んだほうがいい。訪れたサロンの技術や接客を体験できるだけでなく、そのサロンの空間に入ると、何かしら新しい気づきがあるんですよね。

 

訪問するサロンは場所もバラバラなので、サロンの広さの違いやオペレーションの違い、出店エリアや客層などの違いも見えてきて面白いです。自分の幅を広げる上でもプラスになっていると思います。

 

 

この前、あるサロンに行ったとき、エレベーターから出た瞬間から視界にセット面が目に入り、慌ただしくアシスタントが動き回っていたんですよね。なんかそれを見て緊張してしまったんですよ。「やはりサロンに入る前にワンステップあったほうが気持ちの準備ができていいのかな」と思いました。だから、もし自分がサロンを出すんだったら、心を落ち着かせるスペースをつくりたいですね。

 

今はSNSを見ると、やっぱり美容師さんの技術力が上がってきているじゃないですか。僕たち美容師は、その技術の差を見て判断できるけれど、お客さまはそこまでできないと思うんですよね。じゃあ、お客さまがなんで来てくれるかというと、やはりサロンの居心地だとか技術以外の部分にも魅力があるからだと思うんですよ。

 

 

>一人で住むには広すぎる部屋で、理想の空間づくりにトライ

 

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