正社員だけが美容師の働き方じゃない!? 渡辺真一さんが教えてくれるフリーランス美容師という生き方

2016.08.01

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多くの美容師さんは正社員としてお店で働いていると思いますが、“フリーランス”として活躍されているスタイリストさんもいます。フリーランス美容師が集ったシェアサロン「ORO」を主な活動な場としている渡辺真一(わたなべしんいち)さんも、その一人です。フリーランスになって3年、戦略的なブログ運営と丁寧なカウンセリングで多くのファンを獲得。そんな渡辺さんにフリーランス美容師の働き方、お金事情、集客の仕方などを伺ってきました。そこから見えてくるメリットとデメリットとは?

 


 

名刺代わりの「ブログ」と親切丁寧な「カウンセリング」が最大の武器

 

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-渡辺さんがフリーランス美容師なろうと思ったきっかけは何ですか?

 

2011年の2月に僕はデビューしたのですが、スタイリストとして仕事をしていくなかで、お客さまを掛け持ちして施術することに疑問を持ち始めたんです。掛け持ちがダメというわけではないんですよ。でもせっかくお客さまが指名してきてくれているのに、カラーやシャンプーを自分で担当できないのが、僕は嫌だったんです。「今、自分が持っている技術を目の前のお客さまにすべて注ぎたい」、そんな思いが引き金になって、デビューしてから2年でフリーの道を選びました。

 

-「マンツーマンで施術したい」との思いが、フリーランスを選んだ動機だったんですね。現在はシェアサロンの「ORO」を活躍の場としているそうですが、どんな働き方をされているんですか?

 

「ORO」で働いている美容師は全員がフリーランスのため、お客さまとのやり取りは基本的に個々で行なっています。社員のように何時から何時まで勤務という拘束はなく、予約が入っているときだけ店にきて、施術が終わったら帰宅していい。勤務時間は完全に自分でコントロールできる。材料は基本的に店で購入しているものを使用していますね。

 

-多くのスタイリストが気になるのが「給料」です。フリーランスは売り上げが不安定だと思いますが、活動を始めた当初から十分稼げていましたか?

 

いえ、スタート時はあまり稼げませんでしたね。以前、働いていたサロンで担当していたお客さまは全員、ほかのスタッフに引き継いだので、最初は給料が減りました。ただフリーランスになる前からブログをコツコツ続けていたので、お客さまに「ブログをやっているので見てください」と辞める前から宣伝していたんですよ。名刺代わりとしてブログを活用していました。

 

辞めたあと、常連だった方がブログを見てきてくれることもありましたし、ブログで僕を知ってくれた方が新規できてくださることもあって、徐々に売上が伸びていきました。今はブログがキッカケで毎月7~8人の方が新規としてきてくれています。おかげでサロンに勤めていたときよりも給料は上がりましたね。

 

-ブログは、どんな点に注力して運営されているのですか?

 

お客さまに自分を知ってもらうための発信なので、人柄が伝わるようにフランクに書くこと。あとはサービス中によく聞かれる美容やヘアスタイルなどのお悩みに対して、画像なども使いながら“わかりやすく”かつ“読みやすく”書くようにしています。SEO対策も行ないながら地道に続けてきたので、検索で上位に表示されることも多くなり、財産になっているなと。とはいえ1日1回更新しているので、もうネタ切れです(笑)。

 

-そのSEO対策とは具体的にどんなことを?

 

“美容”のことをテーマすること。プライベートの情報、たとえば「どこに行って、何を食べた〜」という記事を書いてもいいのですが、なるべくヘアアレンジや髪の悩みについて答えるトピックスにすることで、検索に引っかかるようになるんです。

 

-お客さまにリピーターになってもらうため、どんな努力をされているのですか?

 

どうやったらお客さまの信頼を得られるようになるんだろうと考えた結果、「カウンセリング」を重視したサービスをすべきだという答えを見出しました。まずはお客さまの悩みを聞いて、それに対するアドバイスをする。その時に、なるべく専門用語を使わず、美容に詳しくない方でも理解できるように説明することがポイントです。美容師って知識は豊富だけど、一からきちんと説明できる人って案外いないなと思って。

 

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>フリーランスはメリットの方が多い?

 

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