日々サロンワーク、技術の練習と奮闘しているアシスタントさんたち。かたや後輩に技術や接客を教えつつ、時には失敗をフォローしたり、お悩み相談に乗ったりと、たまごを温めるように大切に支えているセンパイスタイリストさんたち。そんな双方の思いを繋ぐため登場したのがこの「センパイCHEERカット」！　後輩のブレイクを願ってやまないセンパイが、頑張る後輩アシスタントさんの髪をカットすることでエールを送ります！

☆センパイ☆KOUSEI（コウセイ）

1991年生まれ。香川県出身。関西美容専門学校卒業後、大阪府内のヘアカラーに特化したサロンに4年間勤務。2015年、東京・渋谷「SHACHU」に入社。渋谷本店の店長を務める。2020年5月、表参道に「ONYX」をオープン。ハイトーンカラーやハイライトを用いたヘアカラーデザインなど、透明感と立体感のあるヘアカラーデザインを得意とする。

☆後輩☆hiro（ヒロ）

山梨県出身。東京モード学園卒業後、新卒でONYXに入社。現在2年目でKOUSEI氏の専属アシスタントを務めながら、アシスタントリーダーとして後輩たちをまとめる役割も担っている。現在はカットレッスン中で、来年10月にデビュー予定。複雑履歴にも対応できるハイトーン技術を身につけ、それを強みにすることが目標。

☆センパイからの応援ポイント☆

KOUSEI：hiroは本当にまじめに働いてくれていますね。“まじめ”の基準っていろいろありますが、hiroは技術はもちろん、業務に対しても前向きで、会社に貢献してくれている部分が大きいんです。そういうところが、応援したくなるんですよね。先輩たちがデビューしてスタイリストになった今、アシスタントリーダーという立場でもあるんです。

hiro：そうなんです。6人（※10月取材時）いるアシスタントをまとめさせていただいています。半年前からは、KOUSEIさんの専属アシスタントにもついています。

KOUSEI：専属についてもらってからは、実はまじめすぎるゆえに心配している部分もあって。スタッフの中でも僕はいちばんお客さまの数が多いので、自然とアシスタントの仕事量も増えがちです。すべてに根を詰めていると疲弊してしまうので、ほどよく力を抜くポイントがあってほしいと思っているんです。

hiro：実は最近、ようやく力を抜くポイントがわかって後輩に任せることもできるようになってきたんです。1年目のアシスタントがシゴデキなので、かなりありがたいですね。なので今はサロンワークをしながら、カットレッスンもがんばり中です。でも、私本番に弱くて……。

KOUSEI：そうなんだよね。練習は人一倍するのに、本番になると別人になっちゃうんですよ。

hiro：本番に弱いことを加味すると、他の人の2倍は努力をしなくては……といつも考えています。

―努力家なんですね。ONYXの女性スタッフはみなさん、強い芯を持っているイメージがあります。hiroさんは将来どんな美容師になりたいですか？

hiro：私自身これまでカラーを繰り返していて履歴がすごく複雑なんですよ。なので、そういった複雑な履歴があってもハイトーンができる！ということえを、自分自身で証明できる美容師になりたいです。ハイトーンという選択肢があるだけでスタイルの幅が一気に広がり、お客さまにご提案できる楽しさも増えます。今は暗髪ですが、デビュー直前になったら自分もハイトーンにする予定です！

KOUSEI：自己ブランディングを高めて、hiroが作るヘアスタイル、そしてhiro自身の存在も周りに認知してもらえる美容師になれると信じているので、頑張ってほしいですね。今日のCHEERカットはお任せでいいと聞いているので、モヒカンにしたいと……。

hiro：えぇ!?　認知してもらえるブランディングってモヒカンのことですか（笑）!?

KOUSEI：というのは冗談で（笑）、今どきのレイヤーカットで、hiroに合ったかっこいい雰囲気にするつもりです。

hiro：よかった……。KOUSEIさんに切ってもらうのは今回が2回目で貴重な機会なので、とても楽しみです！

☆後輩☆hiroさんのBeforeスタイル

重めのワンレンヘア。レイヤーを入れたいものの、入れる位置に悩んでいたため、「似合うレイヤーを提案してほしい」とのオーダー。

＞いよいよ、KOUSEIさんのCHEERカットスタートです！