【アツアツ人間関係の秘密】MINX徳永利彦×小林憲弥編。13歳差でも心地よい!敬意を忘れず、背中で伝える“アツアツ上下関係”

 

 

美容師にとって、先輩・後輩の関係は、技術や接客を受け継ぐ大切な学びの場。だからこそ、ただ厳しく教えるだけでも、仲良くするだけでもない、絶妙な距離感が求められます。今回登場するのは、MINX ginzaトップディレクター兼代表の徳永利彦(とくながとしひこ)さんと、MINX ginza centralのスタイリスト小林憲弥(こばやしけんや)さん。13歳という年齢差があり、かつては徳永さんの専属アシスタントとして半年間をともにした二人です。

小林さんが徳永さんから学んだのは、技術だけではありません。忙しいときほど周囲に気を配り、相手を尊重し、言葉ではなく行動で仕事への姿勢を示す。その「余裕感」と人への向き合い方に、強く惹かれたといいます。敬語は崩さない。でも、仕事を離れれば一緒に花見や海へ出かける。そんな二人の間にある、ほどよい距離感と確かなリスペクト。MINX流の“アツアツ人間関係”の秘密に迫ります。

 



 

徳永利彦(MINX ginza)

岐阜県出身。美容学校卒業後、2008年にMINXへ入社。スタイリストデビュー後、銀座エリアを代表するトッププレイヤーとして実績を重ねる。現在はMINX ginzaトップディレクター兼代表を務める。小顔効果を引き出すレイヤーカットを得意とし、幅広い世代から支持を集める。ベストボディ・ジャパン岐阜大会グランプリ。ABEMA『#GIRL or LADY 2』出演。

Instagram:@toshihiko_tokunaga

 

小林憲弥(MINX ginza central)

東京都出身。早稲田美容専門学校卒業後、2022年にMINXへ入社。アシスタント時代から社内カットコンテスト・ウィッグ部門1位、社内フォトコンテスト・リアル部門2位など、確かな技術と感性を発揮。2026年には半年間、徳永利彦氏の専属アシスタントを務め、トッププレイヤーの技術と仕事への向き合い方を間近で学ぶ。同年8月、MINX ginza centralにてスタイリストデビュー。家族全員が美容師という美容一家のサラブレッド。

Instagram:@_kenya_0810

 


 

専属になって初めて知った、徳永さんの「仕事への向き合い方」

 

――専属アシスタントになったときの心境は、どうでしたか?

 

小林:正直、びっくりしました。まったく予想していなかったので。それまでも同じ店舗で働いてはいましたが、僕は2階、徳永さんは7階とフロアが違って、顔を合わせたときに少し話すくらい。そこまで深く関わったことがなかったので、最初は「これからどうなるんだろう」という不安もありました。

 

徳永:そうだよね。同じ店舗でも、フロアが違うと本当に会わないから。MINXって一つの店舗にアシスタントが30人くらいいることもあるので、専属アシスタントにならない限り、なかなか話す機会がないんです。ただ、僕は小林くんとそれまでにも少し話したことがあって、コミュニケーションは取りやすそうだなという印象は持っていました。

 

小林:実際に一緒に働き始めてみると、それまで知らなかったことのほうが圧倒的に多くて。日々一緒に仕事をするなかで、少しずつお互いのことがわかっていった感じです。どんどん徳永さんの魅力に引き込まれました。


 

 

――仕事を通して距離が縮まっていったんですね。

 

徳永:小林くんが僕の専属についたのは、スタイリストデビューが近くなってきたタイミングで、そこから半年くらい一緒に働きました。僕はカットの講師もやっているので、営業後に小林くんがモデルさんを呼んでレッスンしているところを見たり、技術的なことを伝えたり。カットの技術だけじゃなくて、営業中も「このお客さんはこういう状態だから、こういうカラーを使っている」とか、「こういうお客さんだから、こういうふうに接している」とか、技術や施術の“理由”も伝えるようにしていました。

 

小林:そこはすごく勉強になりました。今までいろいろな先輩の専属につかせてもらいましたけど、徳永さんの場合は「これをやって」と言われるだけじゃなくて、「なぜそうするのか」まで教えてくれる。だから、ただ作業を覚えるというより、スタイリストとしてどう考えて動くのかを学べたと思います。

 

 

 

言葉だけじゃない。背中で教えてくれるから、ついていきたくなる

 

――印象に残っていることは?

 

小林:徳永さんって、何でも言葉で説明するタイプではないんですよ。もちろん必要なことはちゃんと教えてくれるんですけど、全部を言葉にするというより、僕は徳永さんの行動を見て、「こういうことなんだな」と学んできた感じがあります。

 

たとえば、カラー放置中のお客さまへの気遣いです。徳永さんはカットを終えたら、カラーやシャンプーなどはアシスタントに任せて、次のお客さまのところへ行くこともあります。でも、その合間を縫って、カラー放置中のお客さまに「染みてないですか?」って声をかけたり、「充電ありますか?」「雑誌やタブレットはいりますか?」って一人ひとりに確認しに行くんです。

 

徳永:忙しくなると、どうしても同時に何人も施術することになりますからね。お客さまからすると、自分のところに担当の美容師が来ない時間が続くと、「ちゃんと見てもらえているのかな」と感じることもあると思うんです。だから、少しでも時間が空いたら声をかける。ほったらかしにされていると思わせないことは意識しています。

 

 

小林:それを見ていて、「すごいな」と。「自分もこういう気遣いができる美容師になりたいな」と思いました。

 

――徳永さんといえば、ちょっとザワついた出来事もありましたよね(笑)

 

徳永:はい。意外かもしれませんが、恋愛リアリティ番組「GIRL or LADY 2」に出演していました。今まで自分が挑戦することのなかった分野でしたが、自分自身やMINXの知名度アップにも貢献できるかなという思いもありまして。

 

小林:ある時、徳永さんが長期休暇を取っていて、専属アシスタントの僕にも休暇の理由を知らせてもらえず、直前に知らされて本当にビックリしました。徳永さんが出演した回の翌日は、サロンでも大騒ぎでしたよね。店内のセット面の全てにポップが置かれていて、スタッフだけでなくお客さまも騒いで注目の的でした。

 

徳永さんが出演した恋愛リアリティ番組を、MINXでも大々的にアピール

 

――そんな徳永さんの魅力は?

 

小林:やっぱり、余裕感です。忙しい状況でも周りをちゃんと見ていて、誰かに強く当たったり、「なんでできないの?」みたいな言い方をしたりしない。むしろ忙しいときほど、「じゃあ次これお願いしていい?」って丁寧に仕事を任せてくれるんです。

 

相手の気持ちを考えながら言葉を選んで、みんなが楽しく仕事できる空気をつくる。そこは本当にすごいと思います。専属でついていたときも、すごく仕事がしやすかったです。


 

徳永:アシスタントのミスがあっても、必要なことは言いますけど、感情的にはならないようにしています。失敗したことを責めるより、「こういうことが起きたから、お客さまはこう感じるよね。じゃあ次から気をつけよう」という伝え方をする。その日のパフォーマンスを落としてしまったら、お客さまにもよくないですからね。

 

小林:そういうところも、すごく勉強になりました。徳永さんって、口で「こうしなさい」と言うだけじゃなくて、自分が先に行動で見せてくれるんですよね。だから説得力がある。口で言うだけなら誰でもできると思うんです。でも、行動で示してくれるからこそ、「この人すごいな」「この人についていきたいな」って思える。そこは本当にリスペクトしています。


 

 

>13歳差でも、気を遣わない。仕事を超えて仲良くなった二人

 

 

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