二十歳の頃、どう過ごしてた? Belle 藤原愛莉さんの二十歳の頃。

 

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成人して、大人としての第一歩を踏み出す年齢であり、多くの美容師さんにとっては、美容師人生のスタートでもある二十歳。

今、業界で活躍するみなさんは、当時どんなことを考え、どんな日々を過ごしていたのでしょうか?

今回は、Belle 表参道Terrace店の店長を務める、藤原愛莉(ふじはらあいり)さんに二十歳の頃のお話を伺いました。

 


 

二十歳の頃、どう過ごしてた?

 

 

─二十歳の頃の愛莉さんは、どんな学生でしたか?

 

当時は、大阪の美容専門学校に通っていた頃。先生ウケは良かったけど、決して真面目ではないので、いつもどうやってサボるかばっかり考えていました(笑)。

それこそ、今の学生さんたちはコンテストを頑張ったり、作品撮りしたりしていますけど、当時の私はそんなこと一切してなかった。まだSNSの時代じゃなかったですし、自分で作品を撮って発信する習慣はなかったんですよね。もちろん授業は受けてたけど、疲れない程度にやり過ごす術を考えているような子でした。

 

でも、就職は東京で、という思いはずっと持っていました。サロンは東京メインで探していましたし、入りたいお店が決まってからは定期的に髪を染めに行ったり、わざわざ大阪から学生向けのカット講習を受けに行ったりしていましたね。

 

─東京まで…!

 

そうです。表参道近辺の学校に通っている子が学校終わりに行くための講習なので、大阪から行ったら当然間に合わないんですよ。なので、先生にお願いして夕方に授業を抜けさせてもらって、新幹線で東京まで来ていました。20時から2時間のカット講習を受けて、夜行バスで大阪に帰ってそのまま学校に行って…。それくらい思いが強かったんですけど、最終選考で落ちてしまったんです。

 

 

東京の二次募集を待つか迷ったのですが、先生から「近くのサロンも見てみたら?」と勧められたことで関西のサロンを受けることに。ご縁があって内定を頂いたので、新卒では関西のサロンに入社しました。中心地と郊外に店舗がある、規模の大きなサロンです。

 

─入社からは、順調なアシスタント時代でしたか?

 

全くです。入社後に体調を崩してしまって…結局6月頃には退職してしまいました。

私、高校から専門までの5年間は皆勤で、体力にはかなり自信があったし、朝も強かったんですよ。それなのに急に朝起きられなくなったりして、「これが仕事の辛さか…!」って自分でもびっくりしました。人生で初めて寝坊したのもその頃で、起きた時は本当に死ぬ思いでしたね(笑)。

同期から何度も電話がかかってきて起きたんですけど、そのときには朝練どころか朝礼にも間に合わないような時間で。その頃はLINEなんてもちろんないし、お店に電話するのも怖すぎて「終わった…」と絶望しました。

なのに、なぜかシャワーを浴びたんですよ。めちゃくちゃ寝坊してるのに(笑)。あまりに焦りすぎると人は冷静になれないみたいですね(笑)。そのあと、立ち漕ぎで自転車を漕いで必死にサロンに向かったのを覚えてます。

 

 

─それは肝が冷えますね…。厳しく怒られましたか?

 

それが、怒られなかったんですよ。日頃そういうタイプじゃなかったからか「心配したよ〜」みたいな反応で、逆に泣きましたね。「もうあんた帰っていいよ」くらいのことを言われるだろう…と覚悟していたので、先輩方の優しさが沁みました。

 

入社してから6月頃に退職するまでは、朝も夜も練習漬けの毎日で。みんな近くに住んでいたので、終電までっていうレベルじゃなかったんですよ。「いけるよね?」みたいなプレッシャーを感じつつ、時間無制限でひたすら練習していました。あまり自覚はなかったけど、そういうことの積み重ねで精神的に弱ってしまっていたのかもしれないです。ある日、チラシ配りの最中に倒れてしまって…そこで初めて「自分、結構参ってるんだな」と気付きました。そういうことが人生で初めてだったのでショックでしたね。

 

>約10カ月の休職期間に、愛莉さんが考えていたこととは?

 

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