「今、くすぶっている人ほど来てほしい」平均月収60万円のToiroが目指す、スタッフ満足度日本一のサロン

 

リーズナブルな価格設定で「月1通えるトレンド美容室」を掲げ、東京、神奈川で店舗展開を行っているToiro(トイロ)。どの店舗も売上は月1000万円以上、スタッフの手取り平均は60万円という実績を上げている注目のサロンです。今回お話を伺ったのは、29歳でToiroを立ち上げた代表・鈴木雄大(すずきゆうだい)さん。有名店や業務委託サロンでの経験を通じて見えてきたのは、サロンの知名度や一部のトッププレーヤーに頼るのではなく、スタッフ一人ひとりが安定して活躍できる環境の大切さでした。顧客ゼロで入社しても、しっかり入客し、成長できる仕組みとは? 「くすぶっている人ほど来てほしい」と語る代表に、スタッフ満足度日本一を目指すサロン作りの思いを伺いました。

 


 

剣道で日本一を目指した少年が、29歳でサロンオーナーになるまで

 

 

うちの家系は両親も祖父母も美容師なんですよ。でも、子どもの頃は美容師になることはまったく考えていなくて、ずっと剣道に打ち込んでいたんです。目標は高く、日本一でした。日本一になるには、日本一の環境で、日本一の監督のもとで修業しなければならない。幼い頃から、そう考えていました。高校時代には、日本一練習したと言えるほど剣道にのめり込み、同じ志の仲間にも恵まれました。それでも日本一には一歩届かず…。大学でもう一度挑戦するのか、別の道へ進むのか迷いました。そのとき、親の影響で、それまで考えていなかった、美容の道に進もうと決めたんです。

 

最初に入社したのはいわゆる老舗サロンで、2年ほどアシスタントとして過ごしました。でも、デビューが見えてきた頃、そのサロンのデビュー後の働き方や打ち出し方に疑問を抱いて、「このままここにいて、将来の自分を描けるだろうか」と考えるように。それで、もっとデザインや感性を磨きたいと思い、カリスマ率いるトレンドサロンに移りました。またアシスタントとして一からリスタートした形です。そこには、有名美容師やすごく売れている人たちがいたので、その仕事を間近で見て、セミナーにも同行し、技術や接客、考え方を吸収しました。

ただ、人気スタイリストがとても忙しく働いている傍ら、なかなか入客できずにいるスタイリストの姿も目にしました。有名店に所属するだけでは、お客さまに選ばれ続けることはできない、というシビアな現実を突きつけられたんです。

 

 

僕はもともと、30歳までに必ず独立すると決めていたこともあり、そこで思い切って有名店の看板を捨て、頑張った分だけ報酬に反映される業務委託サロンへ移りました。前社で学んだ技術や感性を業務委託サロンならではの低価格で提供すると、お客さまに喜んでいただけ、リピート率も売り上げもすぐ伸びました。やはり、大事なのは“有名店”というブランドではないんだな、と確信しましたね。約4年間、独立に向けて経験と資金を蓄え、29歳で中目黒に自分のサロンを立ち上げました。それが、Toiroのスタートです。

 

>「顧客ゼロ」からスタートできる

 

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