美容師の2拠点ワーク。美の最先端・銀座から自然あふれる山形へ

 

自分が働く「土地」について、改めて思いを巡らせる美容師さんが増えています。そんななか夢として語られることも多いのが、都会と故郷など、環境の異なる2つの土地で働くスタイル。武田智幸さんは東京と山形に拠点をもつ働き方を、もう12年も前から実行している美容師さんです。「MINX」の総代表という立場でありながら、2006年に故郷の山形県鶴岡市に自らのサロン、美と食の複合施設「magnolia」をオープン。以来、東京と山形を行き来する2拠点ワークを続けています。憧れの働き方を実現している武田さんにお話をうかがいます。

 


 

若い頃に出会った「生まれ育った場所に循環させる」という考え方

 

—武田さんはいま東京・銀座の「MINX銀座店」と、山形県鶴岡市のご自分のサロン「magnolia」の両方でサロンワークをされていますよね。どうしてそのような働き方を?

 

若い頃から海外によく行っていて、むこうで出会った人たちが持っている「生まれ育った場所に人や技術を循環させる」という考え方にとても共感を覚えていて、将来自分も、と思うようになっていました。また20代後半くらいから、誰かがすでにやっていることに興味を持てなくなってきたんですよね。ファーストワンであり、オンリーワンなことじゃないと、おもしろくない。未開拓の市場であるブルー・オーシャンを開拓してくことにやりがいを感じるようになっていきました。

 

 

—ブルー・オーシャンとしての2拠点ワークだったのですか?

 

いえ、2拠点ワークが先にあったのではなく、地元でもやりたいなというのが先でした。僕が鶴岡市に「magnolia」をオープンした2006年頃は、感度の高い人たちの間でライフスタイルへの関心が高まりはじめていました。例えば忙しくても休日はサーフィンなどの趣味を徹底的に楽しんだり、こだわりを持って食や暮らし方を選ぶようになったり。自分らしい生き方を選択するという価値観が生まれ、生き方そのものがカルチャーなりつつあった。そんな時代的背景を踏まえて、自分が生まれ育った場所で、そういった価値提案を行いたいなと思ったんです。土地の暮らしや自然に根ざしながら、自分たちがいいと思うものを提案し、啓蒙していく場所をつくってみたかった。はじめに現在の会長(高橋マサトモ氏)と話をしたときは、MINXに残れたらいいし、残れなかったらそのとき考えようという感じで具体的に2拠点ワークを思い描いていたわけではありませんでした。でも結果的にOKをいただけて、2拠点ワークがスタートしました。

 

>鶴岡市のサロン「magnolia」はどんなサロン?

 

 

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