「熱中する」「心を燃やす」くらいでは甘い「取り憑かれたように」やる -GOALD 中村トメ吉さんの習慣 後編-

 

2つのサロンをメンズ業界No.1に押し上げたメンズ美容界のカリスマ、GOALDの中村トメ吉さん。多くの美容師が「この人の元で働きたい」と願う人格者であり、気鋭の経営者としても知られています。今回は美容だけではなく、サッカーや音楽でも結果を出してきた中村トメ吉さんの習慣に迫ります。インタビューは前編・後編の2回、今回は後編です。ぜひ前編と合わせてご覧ください。

 


 

サッカーで全国、ギターで優勝…勝つための「プロセス」を知っている

 

 

小学校時代はサッカーで全国大会に行きましたし、高校時代はバンドで全国コンクールに出場し、優勝しました。だから、僕は「勝つためのプロセス」を知っている。何をどう練習すれば上手くなるのか考えて、成功体験を積み重ねてきたから、成し遂げられないものはないと思っています。目指す場所を決めたらあとはやるだけです。

 

高校時代、1日8時間はギターの練習していました。よく「熱中しよう」「心を燃やせ」とか言われるけど、そのレベルではまだ甘い。僕ならそれこそ取り憑かれたようにやる。邪念を消して、集中する。そのくらいやらないと身に入らないものなんですよ。

 

 

ただ淡々と練習する人が多いけど、なんのための練習なのか本人がわかっていないからそうなるのかなと。そもそも美容師は目標を達成するためのフレームワークを作るのが上手じゃないです。

 

僕のお客さんにもいるんですが、大学に合格する子たちはモチベーションの作り方が上手い。「大学に合格しなくてはならない」ではなく、「大学に受かったらこういう彼女が欲しい、こういうサークルに入りたい、それで最高の大学生活を送るぜ!」みたいな目標の立て方をする。受験はそのために必要な手段だから、勉強にも身が入る。それと同じで、練習が辛いと思うのは、その先をイメージできていないからなんです。

 

 

「売上300万円にいけば、給料はこれだけもらえて、こういう家に住めるし、服も買えるし、女の子とのデートの幅が広がるから楽しそうじゃん!」とかそんな感じで十分。なので練習するときも「Why?」を持つことが大事。「何のためにやってんの?」って話です。

 

いつもワンアクション・マルチリターンを意識する

 

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