採用担当が語る“本気の採用基準” ANSWER編 大切なのは「面接でなにを話すか」よりも、「入社後にそれを実現できるか」

スタッフの共通点は、美容への熱量とそれを裏付ける行動力

 

─採用された方に共通している点はありますか?

 

・美容への熱量が高いこと、有言実行する力があること

 

SNSでも練習の様子などを発信しているので、ストイックに美容に向き合うANSWERの働き方を見て「一緒に頑張りたい」と言ってくれる熱量の高い人たちが集まっています。

それから、自分の言葉に責任を持ち、行動する力があることですね。

面接という場では、受かりたいという思いから強い言葉で、威勢の良いことを言う人も多いです。それ自体は悪いことではありませんが、大事なのはその後、言ったことをちゃんと実現できるかどうかです。僕自身も面接官として「今の言葉に責任を持てますか? 本当にやれますか?」と聞きますし、言ったからにはやってもらいます。それは、僕から強制しているわけではなく、自分で言ったことだから。

だからこそ、ANSWERには自分が言ったことを叶えようと頑張れるひたむきさのあるメンバーが集まっていると思います。

 

─早期退職した人に共通点はありますか?

 

・周囲を巻き込んでネガティブにしてしまうこと

 

始まって間もないサロンなこともあり、早期退職者はほとんどいません。ただ、ANSWERでは一つ明確に禁止していることがあります。それが『周囲を巻き込んで、ネガティブな発言をすること』です。

誤解しないでほしいのは、「ネガティブな発言の全てを禁止しているわけではない」ということです。例えば、疑問に思ったことや、腑に落ちないこと、変えた方がいいと思うことがあったとして、それを改善策として提案するのはOK。なぜなら、そこには会話が生まれるからです。スタッフが「もっとこうしたい」と思っていることを知れるのは、経営者である僕にとっても大事なことだし、逆に、僕の意図をスタッフに話す機会にもなります。

改善案を出してくれる人に対しては、会社のことを考えてくれているんだな、と感じますし、サロンもさらに成長できる。なので、一切の不満を言うな、という意味ではありません。ただ、単なる愚痴や、プラスの改善案がない不満は、前向きに頑張っている他のスタッフの士気を下げることにつながるだけ。そう言った意味で、ネガティブな発言の多い人は退職につながるかなと思います。

 

-採用残り枠1名に対して最終候補者が2名。最終的な採用の決め手は?

 

・その人の持っている色が、ANSWERに合うかどうか

 

どちらの方がANSWERへの思いが強いか、SNSの発信内容、学生時代の成績など、見るべきところはたくさんありますし、何か一つの要素で判断することはありません。

その上で、そういったことが全く同じだとしたら、という前提で話すなら、服装・髪型・ファッション・話し方…そうした全ての雰囲気から見えるその人の“色”が、サロンと合っているかを見ると思います。そこがマッチする人の方が、今後、美容師として発信していきたい内容などもANSWERのブランディングと齟齬がないと思うので。

 

─最後に、新卒・転職者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

 

転職しようと考えている人には、辞め方を大切にしてほしいです。たとえ不満があったとしても、雇ってもらい、育ててもらったことは事実。そこに感謝がない人は、新しい環境に挑んでもうまくいかないと思います。なので、自分さえ良ければいいという考えではなく、どう辞めるか、というところにはこだわってほしいですね。辞めるところから、あなたの転職活動は始まっています。

多くの人が、「次のサロンに行けば変わる」「環境を変えれば変わる」と思いがちですが、そんなに甘くないですよ。現状を変えたいなら、まずはその前の準備が必要。今いるところから場所を変えて、自分は何を成し遂げたいのか。そこをしっかり考えた上で動き出してほしいですし、次の場所では、決めたことを絶対にやり切るという気持ちを持って転職してほしいですね。

 

新卒生や美容学生の皆さんには、内定をもらった瞬間や、「このサロンに入りたい」と思っている今の気持ちをメモに残しておくことを勧めています。その時に残した言葉って、後から見返すと「すごいこと言ってるな」と思うような大きいことを書いていたりもするんですけど、それでいいと思うんです。

日本人は、集団の中に入ると前ならえになりがち。周りの顔色を伺ったり、自分だけ目立つようなことをするのは気が引けたり…だからなかなか飛び抜けられないんですよね。

でも、学生の頃は怖いもの知らずで、自分がどれくらいできるのか、逆にどれだけできないのかも何も知らないじゃないですか。だからこそ大きい夢を持てるし、それを本気で信じられる。「このサロンで1番の売上を上げたい」とか「最初にデビューしたい」とか、なんでもいいので、書き残してほしいなと思います。

誓うだけじゃなくて、文字にして残すことにも理由があります。やっぱり、働き始めると目の前のことに必死になって、なぜそのサロンを選んだのか、自分が何を目指していたのか、初心を忘れてしまうんですよ。

どんなに憧れて入ったサロンでも、働き始めたら辛い瞬間があったり、諦めそうになることもあるかもしれません。そういうとき、そのメモを見返せばいつでも、当時の自分と向き合うことができます。「この時の自分は、今の自分を見てどう思うだろう?」と考えながら、美容師人生を歩んでいってもらえたらと思います。

 

プロフィール
『ANSWER』代表
内田 佳佑(うちだけいすけ)

東京都出身。ハリウッド美容専門学校卒業後、都内1店舗を経て、2019年に原宿のメンズヘアサロンに入社。月間売上1200万を達成し、圧倒的な結果を残す。5年半在籍後に退社し、2025年6月、渋谷・明治通り沿いにメンズサロン『ANSWER』をオープン。2026年5月には、原宿に2号店も出店。現在はサロンの基盤づくりを進めながら、さらなる展開に向けて歩みを加速させている。

Instagram:@keisuke_hair

 

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